なんだかネット上が少し騒がしいと思ったら、日本のテレビで以下のアプリが紹介されていたようです。
Fogo Cruzadoはポルトガル語で「銃撃戦」の意味で、その名の通り銃撃戦があった場所を調べることのできるアプリです。
リオオリンピックに関連する報道はネガティブ一辺倒がトレンドらしく、別にそれはそれでいいのですが、このニュースもその一連の流れの中で紹介されていたようです。
とはいえ、こうしたアプリは観光客にとっては明らかに有用なものだと思います。どこが危険な地域なのかを知ることでリスクを大幅に減少させることができます。
そして、実は僕自身もオリンピックを観戦に行く予定があり、他人事ではないため気になってアプリをダウンロードしてみました。
Fogo Cruzadoの利用方法
アプリをダウンロードすると簡単な登録画面が現れますので、入力をします。メールアドレスの入力欄がありますが、不安であれば適当なメアドを入れても登録に差し支えありません。
登録後、以下のような画面が表示されます。
結論からいうとマップ上に表示されている数字が各エリア別の銃撃戦の発生件数です。
さらに数字をタップしたり、エリアを拡大すると具体的な発生場所が表示されます。緑のアイコンにロケット弾みたいな絵が出現している場所が銃撃戦発生エリアです。
さらにそのアイコンをタップすると銃撃戦の詳細が表示されます。
発生日時、死傷者の数、情報源などが提供されています。
また下部にあるメニューのうち「Estatiscas」をタップすると期間別の発生件数の統計を選択できます。期間を指定すると期間中の発生内容の統計数値を確認できます。
さてさてオリンピック会場周辺はどうなんだろう
というわけで、簡単に見ていきましょう。期間は7月27日~8月3日までの約1週間です。
まずはマラカナン地区とコパカバーナ地区。
マラカナン | サッカー、バレーボール、式典など |
コパカバーナ | トライアスロン、カヌー、ビーチバレーなど |
続いてバッハ地区。
バッハ | 競泳、シンクロナイズドスイミング、卓球、バドミントン、テニス、ウェイトリフティングなど |
最期がデオドロ地区。
デオドロ | フェンシング、射撃、馬術など |
日本だと銃撃戦なんて滅多に起きないことを考えると、十二分に警戒する必要があります。ただ、ご覧の通り、会場周辺そのものというよりはその周辺で発生している事案がほとんどです。ただしデオドロはちょっと歩くとすぐに危険エリアと心得る必要がります。
また、発生件数は多いものの、死傷者が発生している銃撃戦はほとんどありません。内容について詳細がほとんど無いので分かりませんが、警官がチンピラを追い払うために銃を使用することは珍しくなく、映画で見るような弾がガンガン飛び交う銃撃戦はあまり多くないかもしれません。
銃撃戦が起きている場所全体の傾向として、中心市街地というよりは少し入った路地での発生が多いということ、ただ時間帯を完全に絞るのは難しく、夜に限らず朝でも昼でも発生しているというのは事実です。
出来る限り細かい路地は避けるように、また人通りが少ない時間帯を利用する時には、原則としてタクシーを利用することを心がけましょう。
当日もちょっと手放せないアプリになりそうです。
ご質問はこちら Comment/Question