年末年始、約1年ぶりにブラジル旅行へ行ってきました。
一般企業のサラリーマンの身分故に10日間というブラジル旅行にしては少し短い滞在期間でしたが、久々に会う友人達と束の間の楽しい一時を十分に楽しむことができました。
さて、ブラジル旅行へはこれまでいくつかの航空会社を利用してきました。片道30時間前後という、ほとんどの日本人には未知の空の旅であるわけで、航空会社選びは結構重要なポイントです。
レビュー トルコ航空(ターキッシュ)に感動。機内食もサービスも評判どおりの満足度!
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さて、そんな中で今年の旅では、エミレーツ航空を利用しました。初めてブラジルへ行った時以来2回目のエミレーツ航空利用でしたが、以前利用した時とは大きく異なっていた点もありました。
満足度ランキング上位のエミレーツ航空で、世界最大のジャンボ機A380に搭乗した旅行記を是非ご覧ください。
エミレーツ航空とA380機
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦にあるドバイ国際空港を中心に展開する航空会社。
2016年まで世界満足度調査で1位を誇っていた高いサービスレベルを提供しているエアラインです。2017年最新版では4位に陥落しているものの、JALより高いランキングを維持しています。
そして、今回搭乗したのがボーイング社A380機。
2007年にリリースされ、世界最大のサイズと贅沢な内装が大きな評判になった機体。2階建てのA380は1階がエコノミー、2階がビジネス、ファーストクラスとなっています。約500名の乗客を一度に運ぶことのできるとにかくドでかい飛行機なのです。
今回はエコノミークラスでの搭乗となったわけですが、それだけでも贅沢さの一部を垣間見ることができました。が、2階はもはや飛行機のレベルではありません。ラウンジやシャワールームや超快適な空の旅が味わえるわけです。
エミレーツが公開している動画で内部の様子がじっくり見れます。
世界人気No1エミレーツ航空A380機で実感したここがスゴい5つのポイント
今回の旅程は次の通り。
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エミレーツ EK-313便 エコノミークラス | |||
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2017/12/23(土)00:30 発 HND:東京/羽田 ターミナル:International |
2017/12/23(土)07:20 着 DXB:ドバイ ターミナル:3 |
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飛行時間:11時間50分 | 乗継時間: 1時間40分 |
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エミレーツ EK-261便 エコノミークラス | ||||
2017/12/23(土)09:00 発 DXB:ドバイ ターミナル:3 |
2017/12/23(土)18:15 着 GRU:サンパウロ/ガァルーリョス空港 ターミナル:3 |
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飛行時間:15時間15分 | ||||
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エミレーツ EK-262便 エコノミークラス | |||
2018/1/1(月)01:15 発 GRU:サンパウロ/ガァルーリョス空港 ターミナル:3 |
2018/1/1(月)21:15 着 DXB:ドバイ ターミナル:3 |
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飛行時間:14時間0分 | 乗継時間: 5時間40分 |
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エミレーツ EK-318便 エコノミークラス | ||||
2018/1/2(火)02:55 発 DXB:ドバイ ターミナル:3 |
2018/1/2(火)17:20 着 NRT:東京/成田 ターミナル:2 |
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飛行時間:9時間25分 |
年末年始、特にクリスマス前の利用も含まれていたせいか、金額はそれなりで、往復17万円のチケットでした。2ヶ月前に購入したのですが、もう少し早く購入していれば、15万円以下で購入できたと思われます。
さて、往復にしてトータル約50時間もの時間をエミレーツ航空の機内で過ごしたわけでして、実際に搭乗して感じた「ここがスゴかった!」と思った5つの点をご紹介しましょう。
1.エコノミーでも快適な余裕ある座席
まず重要な座席ピッチ。
片道30時間近い長旅のため、座席のピッチは超重要です。足がつっかかるだけで、睡眠の妨げになりますので。
この点、A380の機体は十分な余裕がありました。ちなみに身長180cm男性で十分に余裕が持てるレベルなので、女性であればかなりゆったりとできるかと思います。
また、リクライニングを傾けて睡眠した際にも、足と前座席の間に十分な空間があり、窮屈さは全く感じることはありませんでした。
ちなみに窓側の席はこのような感じです。
空間が大きいと言えば大きいのですが、体を預けるには少しスペースが大きいように思いました。前の座席のおばちゃんは度々枕をこちらに落としていました。睡眠の無いフライトであれば、ゆったりとした空間を味わうことができますが、個人それぞれ好みの分かれそうな点ではあります。
2.モニターがでかい!
これが良かった。なんと13.3インチ!
世の中には9インチ程度のモニターも少ない中で、この大画面は映画の見応えが全然違います。視野いっぱいに広がる照度の高い液晶モニターは、ストレスなくエンターテイメントを楽しむことができました。
古いモニターは反射がひどかったり、小さいモニターは意外と目に力が入っていることも珍しくありません。今回の旅で6本ほど映画を鑑賞したのですが、連続して映画を鑑賞してもあまり疲れを感じませんでした。
ちなみに、コントローラーにも液晶が付帯しており、映画を鑑賞中に他の映画を探したりすることができるのも便利です。
3.仕事に不自由ない電源とWi-Fi環境
エミレーツ航空では、機内でのインターネットサービス及び電源環境を提供しています。
まず電源ですが、以下のように様々なプラグに対応したコンセントがモニター横に用意されています。日本のプラグも変換プラグなく利用することができました。
ただ、注意点があります。それは、全ての座席に電源が用意されているわけではないということです。これが何とも不思議でして、不規則な電源設置は大きな謎です。
周りの座席を見たところ、電源が設置されている座席はA、B、D、F、H、Iのみ。長時間の際にパソコンで仕事をしたい場合には座席を指定するようにしましょう。事前のオンラインチェック・イン時の座席指定の他に、当日のチェック・インでもカウンターで座席変更をお願いできることがあります。
なお、USBポートは全席に用意されているので、iPhone含めたスマートホンの充電には問題ありません。
さらにWi-Fiがなかなかの高スペックでした。
従来の航空機内で提供されるインターネット回線はかなり低速だったり、不安定だったりしたものですが、エミレーツ航空のWi-Fiは実測でもこの通り。
利用は基本的には有料ですが、20MB分だけ無料でお試しが可能です。Wi-Fiをオンにして、「OnAir」を選択。無料プランを含めて以下のようなメニューになっています。
ネットサーフィンを行うには十分な回線速度な上に、500MBが2,000円以下で利用できるため、調べ物をしながらフライトを過ごすには快適なサービスだと思います。(エミレーツ・スカイワーズ会員には割引やフリープランあり)
ちなみに以下のように利用進捗も確認できるようになっており、容量に注意しながらインターネットを利用することができます。
4.ビールだけで3種類。豊富なアルコール
飛行機の楽しみといえば、機内食と飲み放題のアルコール。
エコノミークラスのお客様は、機内であらゆる種類のお飲み物のサービスをお楽しみいただけます。食前酒、スピリッツ、ビールのほか絶品のレッドワイン、ホワイトワインなどをご用意しております。また、シャンパンも安価でご提供しております。
機内食については、別途後述しますが、アルコール類の充実は中々のものでした。ビールはハイネケン、バドワイザー、ともう一つのブランドを忘れてしまいましたが、3種類のビールから選択することができます。
またワインはミニボトルで提供してもらえます。
何度も注文する必要がなく、1本でゆっくりとワインを楽しむことができる点は気に入ったポイントです。もちろん味も中々のスッキリとしたものでした。
5.コレクションしたくなるアメニティバッグ
飛行機のアメニティグッズを集めている方も少なくないのではないでしょうか。
個人的にはあまり関心がない方だったのですが、エミレーツ航空に搭乗した際に配布されたアメニティグッズが詰まったバッグには興味を惹かれました。
いくつかのデザインと色のポーチが用意されており、乗客は好きなデザインを選択することができます。今回は東京-ドバイ、ドバイ-サンパウロを往復したため、4回選択する機会があったわけでして、ちょっとしたコレクションを楽しみたくなりました。
中身のグッズもポーチの色に合わせたものとなっており、以下のグッズが入っていました。
歯ブラシ、耳栓、靴下、アイマスク、ドバイEXPO告知パンフレット
次にエミレーツ航空を利用した時にはどんなデザインになっているだろうか、色々なグッズを集めてみたいと思わせるこうした取り組みは、もしかしたらエミレーツファン増加に一役買っているのかもしれないと思いました。
高い評判に期待しただけにちょっと残念だった2つの点
全体的には満足度の高いエミレーツ航空でしたが、高い期待値に反していくつか残念だった点もあります。
気になる機内食は・・・個人的には普通だった。
まずは機内食。前回搭乗したターキッシュ航空があまりにも美味しく、満足度が高かったために、今回のエミレーツ航空では「まぁこんなものか」と感じてしまいました。
レビュー トルコ航空(ターキッシュ)に感動。機内食もサービスも評判どおりの満足度!
決して美味しくないわけではありませんが、以下の点に不満が残りました。
- パンが極端に冷たい
- 味がのっぺりしており、食欲がそそれらるような味ではない
- チーズが固く、パンやクラッカーに塗りにくい
機内食は昔よりもずっと美味しいと言われながらも、以前よりもマシというレベルが長らく続いているように思います。地上職と比較しても美味しい、という表現はないわけですね。
エコノミーの分際であまり贅沢は言えませんが、ターキッシュの食事が非常に美味しかったことを考えると、その他の航空会社もまだまだ改善できるのではないかと感じました。
日本語対応映画があまり充実していない。
エミレーツ航空の売りの一つが機内エンタメコンテンツの豊富さ。3,000以上のコンテンツを提供しているとアピールしていますが、日本語対応している映画に限ってみるとあまり充実しているとは言えません。
映画数はそれなりにあったものの、多くが子供向けのディズニーアニメ。また飛行機の楽しみの一つである最新作もアニメと微妙な邦画。
海外映画についても、古い定番のものが多く、かつ日本語音声が別録音された陳腐なものもいくつかありました。テレビで見るような自然な日本語ではなく、機内提供用に新たに録音された音声のようで、大根芝居さながらの音声で映画を鑑賞することになったのは非常に残念。
一方で日本語字幕を提供しているわけでもなく、英語音声+日本語字幕という鑑賞方法も選択肢になく、この点は改善して欲しいと切に願います。
それでもドバイでの快適なトランジットを考えればOK!
やはり個人的に一押しのターキッシュ航空には敵わなかったという印象です。
しかしながら、エミレーツ航空利用には一つ良いポイントがあります。それはドバイ国際空港でのトランジットがあるということ。
ドバイ国際空港は世界最大のハブ空港であり、快適なトランジット時間を過ごすことができる空港であります。
ほとんどのショップが24時間オープンしており、買い物をするにはコト困りませんし、休憩をする上でもフラットなシートがかなりの数用意されており、体を休めることができます。さらに、8時間以上のトランジットが発生した場合には無料で空港内のホテルを利用することができる素晴らしいサービスが用意されています。
参考 エミレーツ航空利用者必見!ドバイ・コネクトサービスで長時間トランジットをホテルで過ごそう!
また、子供向けのキッズスペースあり、自然を再現した公園ありと家族でも、無理なくトランジット時間を過ごすことができます。ここまで空港サービスが充実したところも珍しく、ブラジルに限らず少し安いヨーロッパ便などを検討している方にもオススメできる航空会社ですね。
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