今年はリオ・オリンピック。世界中から観光客が集まる中で、宿泊料金が高騰しているという話が周りから聞こえてきます。
宿泊料金を抑えたい時に多くの人が利用するのがホステル。日本人は大学生が利用するイメージですが、外国人だと大手企業に勤務する30代、40代も珍しくありません。
僕自身も様々な人と交流ができるホステルは大好きでして、海外旅行はホステルしか利用しないのですが、たまに大外れを引いてしまうことがあります。
今回はそんなホステル好きの僕でも「うへぇ」となってしまったリオデジャネイロのホステルをご紹介したいと思います。
リオデジャネイロの旧市街セントロに位置するヤバイ宿
問題の宿がこちらになります。
当時のレートで1泊40レアル(1レアル=45円)。
あとで知ったのですが、セントロはファベーラ(貧困街)に次ぐ危険なエリア。可能な限り近づかない方がいいらしいのですが、何も知らずにその中に飛び込んでしまいました。
受付の人がラリってる。本当にラリってる。
まず最初に気づいたのが、受付の女性の目がおかしい。
やけに笑っているので、冗談のつもりで「薬でもやってるの?」と聞いたら、「そうよ今ハイな気持ちなの」と。
で、なんか他の人達も同じような雰囲気で、大丈夫かここと思いつつキャンセルした所でお金が戻らないので、とりあえず部屋に行くことに。
30人以上のタコ部屋。3段ベッドの部屋に通された
通された部屋には3段ベッドが所狭しと並べられていました。
10個はあったように思うのですが、ちょっと記憶が定かではありません。3段目はほぼ天井です。
そしてベッドが汚いって言うレベルを超えていました。たぶんシーツ交換していません。窓もなく空気も悪い。あまり小奇麗な方ではない僕でさえも辛い状況でした。
真夜中の大騒音。中央の吹き抜けがディスコ状態で眠れない
こちらの人は比較的遅い時間から遊ぶのは知っていました。しかし普通のホステルはどこも10時以降は静かにするというのがルールになっていて、ほぼ守られます。
しかしここは別世界。ホステルそのものが中心となって中央の吹き抜けを利用したディスコを始めたのです。
当然部屋まで大音量が伝わり、壁は震えている。大変な騒ぎで、ようやく落ち着いたのは朝の3時くらいでした。
現在は宿泊予約は不可。業務停止なのか、オリンピック特需なのか
こんなにひどいホステルがあるのかと思う一方で、どうして評価がここまで高いんだろうと。ブラジル人と日本人の間にあまりに大きな溝があるんだろうか。
そんなことを思いながら、今の料金を見ようと検索してみたら、どの日も予約の空きがないとの表示。
レビューは今年の5月を最後に、その後はついていない。
もしかしたら何かしらの理由で業務停止に追い込まれたのか、もしくはオリンピック特需で本当に全ての日程の予約が埋まりきっているのか。
真相は定かではありませんが、こうしたホステルがあること、またセントロ付近のホステルは原則避けた方が無難です。
ちなみにおすすめはこちらのホステル
実はリオデジャネイロだけで4箇所のホステルを経験しました。
その中でも最も安定して、またルームメイトの質も良かったのがこちらのホステルです。
料金はなかなかの安さで、室内も結構清潔でした。隣のベッドにいたのもフランスの官僚だったり、住人も落ち着いた雰囲気の人が多くゆっくりと過ごせるホステルです。