エポスのクレジットカードといえば、海外旅行に強いことで知られていますよね。
私自身も海外旅行の際にはエポスカードをメインで利用しており、海外旅行保険など様々なサービスでお世話になっています。
そんなエポスカードの機能の中でも非常に便利なのが海外キャッシング。
両替所にいかなくても、現地の銀行ATMで現地通貨を引き出せるというもので、両替所を利用する時に比べて手数料が大幅に安くなり、またこまめに引き出しができるのが特徴。
一方で、銀行ATMから引き出すとはいえども、”キャッシング”=借り入れであるため、利息がかかる仕組みになっており、期日まで待たずともすぐに返済できるのであれば返済してしまいたいものです。
今回はエポスカードで海外キャッシングしたものについて、実際に期日前の繰り上げ返済を行ってみました。実は海外キャッシング利用後、24時間後には繰り上げ返済手続きができるため、利息は1日分だけで済ませられたのです。海外キャッシング利用者のみなさんは必見です!
この記事では海外キャッシングの返済方法についてご紹介しています。海外キャッシングでATMから引き出す方法については以下の記事を御覧ください。
エポスカードの海外キャッシングでかかる利息や手数料はいくら?
例えば10万円をキャッシングで現地銀行で引き出すとします。
僕のクレジットカードの引き落とし日は27日でして、例えば7月15日にキャッシングで引き出すと、6月28日~7月27日までの利用分として、通常は8月27日に引き落とされます。
つまりキャッシング金利の計算期間となるのは7月15日~8月27日までの43日間です。
海外キャッシングの金利は年率18.0%ですので以下の計算になります。
100,000円×18%×43日÷365日=2120円
※太字部分で算出されるキャッシング金額にかかる金利の割合は約2.1%
日本の銀行で両替するとこれよりもずっと高い費用が発生するため、確かに日本の銀行で両替するよりも安いことは安いんですが、節約できるものであればもっと節約したいもの。
エポスカードのHPには一般的に30日後に返済した場合の利息が記載されていますが、実際には上記の通り30日以上の金利が発生するのが一般的であり、さらに28日に引き出しをしたりした金額についてはは、約60日分の金利が発生しますので、引き出すタイミングについて十分にご注意ください。
エポスカードはキャッシング利用分の前倒し返済が可能
上記のケースの場合、7月16日に返済してしまえば金利は1日分だけで済むわけです。
100,000円×18%×”1日”÷365日=50円
※太字部分で算出されるキャッシング金額にかかる金利の割合は約0.05%
少額しか利用しない短期旅行者が手間をかけてまで繰り上げ返済すべきか微妙なところですが、中長期で滞在していたり、諸事情で大金をキャッシングしている人は手間をかけてもやる価値があります。実際、そこまで面倒かと言われると電話一つですので。
海外キャッシングの早期返済手順
準備するもの
- エポスカード
- ネットバンキング
- IP電話アプリ(LINEで十分。以下の記事をご参照下さい)
1.エポスカードセンターに電話をする
まず返済金額を正確に把握するためにエポスカードセンターに電話しなければいけません。
観光情報やホテル探しなどのコールセンターは世界各国にあるのですが、残念ながらキャッシングの繰り上げ返済は日本のコールセンターのみ。
つまり通常の携帯電話で電話をすると高額な通話料金が請求されてしまい、前倒し返済の意味が全くありません。このことから日本への電話は通話料が固定のIP電話アプリで電話をします。
特にこだわりが無ければ、多くの方がインストールしている通話アプリLINEで電話できますので、LINEをご利用下さい。
東京 03-3383-0101
大阪 06-6630-0101
※IP電話で電話するので、どちらでも通話料金は一緒です。
2.金額と振り込み口座情報を確認する
オペレーターが出たら、海外キャッシング分の前倒し返済をしたいと伝えます。
先方も慣れているので、☓☓口分で計◯◯◯円で良いですかと聞いてきます。ここで支払い料金の確定を行います。勝手に計算して振込をしても受け付けてくれませんのでご注意ください。
問題なければ、振込先口座番号を聞いて電話を切ります。5分間もかかりません。
3.ネットバンキングから振り込みをおこなう
繰り上げ返済の場合は、自動引き落としではなく、指定の銀行口座への振込になります。
海外滞在中の場合、日本のATMでの返済が難しいと思いますので、ネットバンキングで返済をします。ネットバンキングで支払い方法については各銀行のサイトをご参照下さい。
海外旅行で帰国してすぐに支払う場合などは、マルイ窓口や銀行ATMからも返済が可能です。
なお、エポスカードから指定される口座は三菱東京UFJ銀行になります。
支払い手数料を少しでも安くさせたい場合は、同じ銀行もしくは他行宛に無料で振り込みができる銀行口座から支払いをされることをオススメします。
4.振り込み後24時間程度でエポスネットに反映される
振り込みをした後、先方での確認に多少時間がかかります。
オペレーターに確認したところ、24時間程度でエポスネット(エポスカードWebサービス)に反映されるということでした。
実際に確認してみたところ、振込を行ってから24時間後には無事返済済みになっておりました。
万が一返済状況が反映されていない場合はエポスカードに電話しましょう。
留意事項
キャッシング利用後24時間以上経過してからコールセンターに問い合わせする
海外キャッシングの情報は24時間以上経過しないとエポスカードに届かないようです。
最初キャッシングをしたその日にエポスカードに電話してみましたが、現地ATMでいくら引き出したかエポスに情報が到達しておらず、精算金額の計算ができない状況でした。
利用後、24時間経過してから確認を行うようにしましょう。
リボ払いでなくても振り込みできる
事前に情報をネットで集めていた時に支払い方法がリボ払いの設定でないと、この方法での返済はできないという記述を見かけました。
しかしながら実際に電話してみたところ、上記の通り一括返済の振込に対応しておりました。必要もないのにリボ払いの設定にすることはありません。
結局発生した手数料は300円にもならない
最終的に発生した手数料を考えると以下のようになります。
ATM手数料:216円(定額)
金利:50円(翌日に返済)
電話代:15円(5分×3円/分:Line outを利用した場合)
振込手数料:0円(振込手数料が一定回数無料の銀行口座から振り込んだため)
合計 281円
期日まで返済を待っているのに比べて2,000円近くやすくなりました。
海外生活者の場合は、毎月この金額差が発生するわけで、つまり年間24,000円。ちょっとした手間で買い物や飲食費に使えるお金をしっかり生み出すことができそうですね!
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