世界の中でも最大の日系人コミュニティを誇るサンパウロ。そして日系人コミュニティの中心地リベルダージ(東洋人街)。
ここでは様々な日本食店や日本食スーパーがあり、少し中に入ってみると古き好き日の日本の匂いに懐かしい気持ちになります。スーパーなどは少し高いですが、日本食品も基本的なものは何でも揃います。
そして最近リベルダージを中心にサンパウロでブームとなってるのが「ラーメン」。恐らく最も有名なのが「あすか」で、手頃な値段で楽しめる日本のラーメンに長蛇の列が作られることも珍しくありません。
そんな中、先日新しくできたラーメン店「モモ」に行ってきて、こちらのラーメンの美味しさにびっくりしました。
ラーメン店「モモ」とは
今年6月にリベルダージにできたばかりのラーメン店。リベルダージ駅から歩いてすぐのところにあります。
店名 | MOMO LAMEN(ラーメン モモ) |
営業時間 | 11:00-15:00/18:00-22:00 |
場所 | R. dos Estudantes, 34 |
名前は世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した安藤百福にちなんで付けられたようです。
店舗オーナーは台湾人系ブラジル人で、日本食品スーパー「丸海」の経営者と同じ方です。ただ、実際に厨房を担当しているのは日本人ということ。
最近のブラジルにおける日本関連のレストランや雑貨店はほとんどがブラジル人によって経営されているらしく、少し複雑ではありつつも、彼らの行動力には頭が下がります。
開発期間2年以上というブラジル産味噌ラーメンが超好みだった
今回モモをオープンするにあたり、厨房を担当する2人の日本人が2年以上の歳月をかけて、ブラジルの現地の材料で作れるラーメンを開発してきたそうです。メンマ以外はブラジル国産の材料で作っているというから、その開発にかける思いは並々ならないものがあります。
さて、今回僕が食べたのは赤味噌ラーメン。少し担々麺かなという雰囲気でしたが、超僕好みのラーメンでした。日本で食べる下手なラーメンよりもずっと美味しいです。
もちろん、こちらに来てから最初のラーメンということもあり、感動が2倍、3倍に膨れ上がっているのは間違いありませんが、それを差し引いても旨い。味噌ラーメンはかなりぴりっとした辛味があり、刺激が欲しい方にはかなりオススメです。
記憶がハッキリしないのですが、赤味噌ラーメンで30レアル(約900円)前後だったと思います。こちらの物価水準からしても高いですが、個人的には大満足でした。
また一緒に食べに行った友人達は塩ラーメンを食べていたのですが、こちらも絶賛していました。いわく塩ラーメンは最も味のごまかしが効かないらしいです。
なお、大盛は+5レアル(約150円)で日本に比べるとこちらも少し高めですが、男性でも食べきるとかなりお腹いっぱいになる量です。
醤油、塩、味噌の他にうどんも。大規模店であまり並ぶ必要はないと思う
もちろんスタンダードな醤油ラーメンもあるのですが、それ以上に驚きなのが”うどん”もあるということ。ラーメンのこのレベルを考えるとうどんも期待できそうです。いくつか具もありましたので、少し胃がつかれた時に立ち寄るのもいいかもしれません。
参照 メニュー一覧
ちなみに、モモは3フロアに150席というラーメン店らしからぬ大規模な店です。冒頭に挙げた「あすか」は並ぶこと必須ですので、早くラーメン食べたい!という時にはこちらのモモを利用されることをお勧めします。
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