テレビ東京系列で放送されていた「孤高のグルメ」。深夜の少しお腹がすいた時間に流れる庶民派グルメに舌鼓を打っていた方も多いのではないでしょうか。
静かに進む番組から食事の魅力が存分に伝わってきました。
あの味のある番組を作り出していたのが俳優松重豊さんが出演した「松重豊の人情紀行 美味しいブラジル2016」が17日に放送されていたのをご覧になりましたか?その番組内で紹介されていたサン・パウロ中央市場はオススメの観光スポットです。
HP Mercado Municipal Paulistano(英語HPあり)
住所 R. da Cantareira, 306 – Luz、São Paulo – SP
アクセス 地下鉄São Bento駅から徒歩5分
80年以上の歴史を誇る由緒ある市場。肉、野菜、魚以外にチーズやお酒なども
サンパウロ中央市場はセントロ地区にある一般に開放された市場です。
建物は建築家Francisco Ramosによって設計され、ステンドグラスはロシアの美術家Sorgenicht Conrad Filhoによってデザインされ、1933年に建造されたとのこと。
ちなみにこのSorgenicht Conrad FilhoはSé Cathedral(セー広場前にある大聖堂)を始め300以上の教会をデザインしたことで知られる人物。
市場の中も然ることながら、建物自体も注意深く見ると中々趣深いものがあります。
1階には野菜、果物、肉、魚を中心に多くの店舗が並びます。お菓子の専門店や香辛料の専門店もあります。
特に果物は世界各地から届いた豊富な種類が並び、店員さんに声をかけると試食をさせてくれます。(声をかけなくても見ているだけでどんどん食べさせてくる場合も)
また、2階はレストランエリアとなっており、市場の活気を感じながら食事を楽しむことができます。このレストランもまた非常に長い歴史を持っています。
孤高ではいられない!市場名物の塩っ辛いハムサンドイッチ「モンタデッラ」
サン・パウロ中央市場の名物といえば「モルタデッラ(モルタデーラ)」。
フランスパンで塩味の効いた大量のハムを挟んだサンドイッチです。
写真では分かりにくいですが、男性でも一人で全ては食べきれない大きさです。量も然ることながら塩辛すぎるのも要因でしょう。
僕も半分食べた所でギブアップしました。
その他、バカリャウと呼ばれる白身魚・鱈のパステルも友人から分けてもらいましたが、なかなかのものでした!