エアトリという航空券販売サイトがテレビCMなどで放送され、「また新しい検索サイトが生まれたか」と思い、さてどんなものだろうと調べてみました。
航空券予約に関してはここ数年私としては、英語ペラペラユーザーなら「SkyScanner」、安心安全に航空券購入したいなら「Surprice(サプライス)」の2つしかないと思っています。
次から次へと予約サイトが出てくるものの、正直なところテレビCMなど認知力だけを武器にして競合と戦っているサイトがほとんどで、一番重要な「価格」については高いものばかり。
さてさて、エアトリはどうかなと思って調べてみたところ、結論こちらも利用を考える必要のない予約サイトだと思いました。
新しいサービスではなくDenaトラベルが名前変えただけ
そもそも「エアトリ」という名前は最近聞くようになった言葉ですが、このサービス自体は以前から存在していました。それはDenaトラベル。
皆さんご存知の通り、Denaはゲームアプリや各種メディアを運営するメガベンチャーですが、Denaは以前Denaトラベルという名称でOTA(オンライン旅行代理店)を運営していました。
しかしながら、この事業の採算が悪かったことから、Denaはこの事業を2018年にエボラブルアジアという会社に売却しています。
このDenaトラベルは、サポートが悪く、またキャンセル料が他に比べて高いなど、ユーザーからも不評で、しかも航空券自体も安くないという、評判の悪いサイトでした。
売却後に運営会社が変更されたとはいえ、根本はそこまで変わるものではありません。Denaトラベルの後継というだけで利用する価値は非常に薄いと思っています。
テレビCM中心の航空券予約サイトは利用しないに限る
昭和の時代であればテレビCMを行っている会社というだけで、信用もあり、安心して利用できるサービスとして認識できたかもしれません。
しかしながら、今の御時世において、コストをテレビCMに流すのであれば、サービス改善や低料金サービスに反映させる方が、顧客満足度も高まり、結果としてユーザーが多く集まる傾向にあります。
CMを否定するつもりはありませんが、そのコストは結果として、航空券の料金に反映されることになり、エアトリに限らず、Expediaなども同様に「最安値を提供できない」サイトになっています。
実際にいくつかの航空券を検索をしてもやはり結果は想定通りで、同じ日本企業であるSurpriceの方が安定して安い。
サービスレベルも値段も、うまくコントロールされているSurprice
冒頭でも記載したように、どこで購入するのがおすすめ?と聞かれれば、だいたいの場合「Surprice(サプライス)」と答えています。
こうした質問をする方は、基本的に海外旅行の経験が少なく、英語レベルもトラブル時のコミュニケーション能力も決して高くありません。誰でも一定のレベルになるには経験が必要なのは当然です。
こうした方には、サポートが日本語で受けられることは非常に重要です。実際に海外の格安航空券サイトで購入し、ちょっとしたトラブルにはまりましたが、英語でのコミュニケーションはとても骨が折れます。
エアトリと比べたときに、Surprice(エアトリ)は好対照となる企業です。
エアトリがテレビCMにお金をかける一方で、Surpriceはそうした販促活動にお金をかけないために「最低価格水準」を実現しています。
一方で、認知度が低いものの、実は母体がHISということもあり、サービス水準は高いレベルで担保されています。
親会社で養われた運営ノウハウと、低コストを実現するための効率的な販促活動により、安心して安く航空券を購入できるのがSurpriceというわけです。
以下でSurprice(サプライス)をおすすめするようになった詳しい背景を記載していますので、ぜひご参考にしてください。
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