海外への送金が超安くなる画期的なITサービスTransferWise【留学生・駐在員向け】

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実は最近まで妹がオーストラリアの高校に留学しておりました。

海外留学だと現地でいくらかアルバイトはできるのですが、当然生活費やら学費やらホストファミリーやら現地で必要となる経費を全てカバーできるわけもなく、日本から送金が必要になります。

日本から海外に送金する場合、一般的には口座を保有している銀行を利用することが多いですが、両替に同じく銀行の海外送金サービスはいつまで経っても中々手数料が下がりません。一度のみならず何度も、それなりの金額を送金しているとこの手数料もバカになりません。

そういうわけで色々と調べているうちに見つけたのがIT時代に相応しい海外送金サービス「TransferWise」なるもの。

継続的に日本から海外に送金が必要な留学生や駐在終わりに余った現地通貨をまとめて日本に送りたいという場合に非常に便利です。

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銀行など各種海外送金サービスの仕組み

TransferWiseを紹介する前に、そもそも銀行の海外送金サービスがどうしてコストのかかるサービスなのか説明します。ここを理解しておくとこの後ご紹介するサービスの強みが理解できると思います。

市中銀行に海外送金を依頼すると以下のような経路を辿って海外に現金が届きます。

現金を受取り、それを海外の銀行に送金、海外の銀行がそれを送付先の口座に振り込むという流れです。

そんなものでしょう、と思われるかもしれませんが、この時以下のようなコストが発生します。

  1. 日本円を外国通貨に両替する手数料
  2. 国内の受付処理コスト
  3. 日本の銀行から海外銀行に送金するコスト
  4. 場合によっては経由銀行があり、その手数料
  5. 海外銀行における口座振込の事務コスト
  6. リフティングチャージ

それぞれは”まぁまぁ”の手数料なのですが、チリツモで大変な金額になってしまうのです。

例えば三井住友銀行の場合、各通貨の①両替手数料は以下の通り。

smbc-exchange-rate

例えば1万ドルを送金した時の費用は以下の通り。(1ドル=115円の時)

円→ドル両替手数料

10,000円
(1万通貨×1円/通貨)

送金手数料

3,500円

関係銀行手数料

2,500円

リフティングチャージ

2,500円
1万ドル×115円×0.05%=575円
ただし、最低費用2,500円のため。

合計

18,500円

日本円で115万円の送金に対して18,500円の手数料ですから約1.6%の手数料率になります。

最近流行っている楽天銀行は送金手数料が750円とずっと安くなりますが、結局は為替手数料がかかり(しかもレートも微妙)、為替手数料を含めると相応の費用が発生するというのが事実です。

為替手数料がほぼ無料になるTransferWise

一方でTransferWiseは諸々の手数料のうち為替手数料、要は両替レートがほぼゼロになるというもの。

Banks charge a lot for overseas transfers. We don't. Transfer money abroad easily and quickly with our low cost money transfers.

三井住友銀行の手数料で見たように総額18,500円のうち半分以上を占める費用です。これがゼロになるというわけ。サイトで試算してみると以下の通り。

transferwise-4

9,900円なので、都市銀のほぼ半額。子供の小遣いにできる金額です。

これは都市銀において最も為替手数料の低いドル円の手数料差であり、ユーロやポンドなど為替手数料が高くなればなるほどどんどんオトクになります。

ブラジルにレアル建てで送金したい場合は以下の通り。トータルで1.5%くらいの手数料です。

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さらにはマイナー通貨も多く対応しているため、通常であれば送金が難しい国へも低コストで送金できるという最強のツールです。

このTransferWiseはあのスカイプの創業メンバーが立ち上げたサービスで、世界中で利用されている安心のサービスなのですが、どうして為替手数料がほぼ無料になるのか。

それは実際には海外に現金を送っていないから。

例えば以下の2組がいるとします。

ⅰ)Aさん:日本からアメリカ住むBさんにドルを送金したい

ⅱ)Cさん:アメリカから日本に住むDさんに円を送金したい

銀行はⅰとⅱの取引を独立して処理しますが、TransferWiseはこの2つの取引を組み合わせて、Aさんのお金を両替せずにDさんに、Cさんのお金をBさんに渡します。図にすると以下のような形。

▼銀行とTransferWiseの仕組みの違い

ligic-bank-transfer

こうすることで両替に係るコストをほぼゼロにできるというわけです。実際にはここまで具体的にマッチングがあるわけではありませんが、大量にあるこうした取引をつなぐことで全てを国内取引で済ませることができるのです。そして当然為替手数料は不要になる。

さらに国内取引で完結するため通常の銀行サービスに比べてかなり早く相手先に着きます。早い場合に翌日には先方に着金するようです。

素晴らしい。

TransferWiseの利用方法

TransferWiseは既に日本語に対応しているため非常に簡易に利用できますが、いくつか便利な点や注意点があります。事前に抑えておくとスムーズに利用できます。

利用可能な通貨と国

通貨 利用可能国
送金(仕向送金)および受取(被仕向送金)の両方が可能な通貨
EUR – ユーロ  TransferWiseはSEPA(単一ユーロ決済圏内)*のユーロ送金および受取を行っています。
GBP –  英ポンド 英国内(ジブラルタル、チャンネル諸島及びマン島を含む)
USD –  米ドル 米国にあるTransferWiseのチェッキング・アカウントへのみ送金可能です。ACHバンクデビット、ドメスティック・ワイヤ、又は国際SWIFT送金で送金して頂けます。
AUD –  オーストラリア・ドル オーストラリア国内振込での送金、受取を行っています。
CHF – スイス・フラン  スイス及びリヒテンシュタイン内
CAD – カナダ・ドル  カナダ内。$5000を超える送金はSWIFTになります。
PLN –  ポーランド・ズロチ ポーランド国内
SEK – スウェーデン・クローナ  スウェーデン国内
NOK –  ノルウェー・クローネ ノルウェー国内
DKK –  デンマーク・クローネ デンマーク国内
HUF – ハンガリー・フォリント  ハンガリー国内
CZK – チェコ・クローナ  チェコ共和国内
BGN – ブルガリア・レフ  ブルガリア国内
RON –  ルーマニア・レウ ルーマニア国内
NZD – ニュージーランド・ドル  ニュージーランド国内
BRL – ブラジル・レアル  ブラジル国内のみ。TransferWiseは現在、個人間での送金のみ取り扱っており、法人送金は受付していません
SGD – シンガポール・ドル  シンガポール国内
TransferWiseが送金のみ可能な通貨
INR – インド・ルピー  RTGS、NEFT、TPT(asappropriate)で、かつインド国内にある口座へのみ送金可能です。
HKD – 香港ドル  香港特別行政区内
MYR – マレーシア・リンギット  マレーシア国内
PHP – フィリピン・ペソ  フィリピン国内
PKR – パキスタン・ルピー  パキスタン国内の個人へのみ送金可能です。法人への送金は現在承ることが出来ません。
MAD – モロッコ・ディルハム  モロッコ国内
THB – タイ・バーツ  タイ国内
AED – エミレーツ・ディルハム  アラブ首長国連邦内
UAH – ウクライナ・フリヴニャ  ウクライナ国内
IDR – インドネシア・ルピア  インドネシア国内
COP – コロンビア・ペソ  コロンビア国内
GEL – グルジア・ラリ  グルジア国内
TRY – トルコ・リラ  トルコ及び北キプロス内(但しIBANがTRで始まっていること)
MXN – メキシコ・ペソ  メキシコ国内
RUB – ロシア・ルーブル  ロシア国内(EUの規制によりセヴァストポリ及びクリミアを除く)
KRW – 韓国ウォン  韓国内
CNY – 中国元  中国国内(こちらのリスト内の国からのみ)
LKR – スリランカ・ルピー  スリランカ国内
BDT – バングラデシュ・タカ  バングラデシュ国内
VND – ベトナム・ドン  ベトナム国内

支払いは現金以外にクレジットカードも利用可能

送金するお金は現金のみならず、クレジットカードでも支払うことができます。

現金の場合、TransferWiseに着金するまで最大3日程度かかり、この着金の事実がないと相手先への送金ステップに進みません。

一方でクレジットカードで行う場合、即時に着金するため、すぐに送金ステップに移ることができるため、急いでいる場合はクレジットカードで支払う方がいいでしょう。

身分証明書のアップロードが必要

マネーロンダリングなどの防止の観点から送金時には身分証をアップロードする必要があります。

パスポート、免許証、住民台帳基本カード、マイナンバー登録証などが利用できますが、記載されている住所は登録情報と一致している必要がある他、初回の認証に最大2日かかります。初回のみすぐに送金できないため、利用予定がある人は予め登録しておいた方がいいでしょう。

参考 TransferWise

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