ブラジルは数日間の滞在でも、一生住んでも飽きないであろう国だと思っています。
良いことも悪いことも色々ありますが、人生で一度は足を運ぶべき国です。東南アジアや欧米も行ったことがありますが、ここは生きるということを深く知ることができる数少ない国でしょう。
さて、そんなブラジルですが、実はたった一日の滞在であってもビザが必要な国なのです。日本のパスポートはほとんどの国で自由に出入りできるのですが、ブラジルはまだそういうわけにはいきません。
ブラジルという国の楽しみ方によって取得するべきビザの種類が異なります。主要なものを整理してみましたので、ブラジル訪問を予定されている方はご確認下さい。また各ビザに関する詳細な解説ページも別途ご用意しておりますので、そちらも合わせてご覧下さい。
ブラジルのビザを滞在期間で整理
~6ヶ月
半年、厳密には180日間までの滞在の場合は、ブラジルは観光ビザでの滞在が可能です。
まず90日間の観光ビザを取得、現地でさらに90日間の延長を行うことで180日の滞在が可能となります。
観光ビザは誰でも取得できますし、観光ビザの延長も誰でも可能です。ブラジルで半年間語学勉強をしたいという場合にはわざわざ他のビザを取らずとも観光ビザで対応可能です。
観光ビザの取得と延長については以下の記事をご覧ください。
6ヶ月~1年間
1年以内の滞在の場合は原則として学生ビザの取得が必要です。
費用は語学学校にもよるので一概には言えませんが、自分で申請手続きをすればそこまで高くなるというわけでもなさそうです。また年間カリキュラムなどを作れば、大学のみならず語学学校での学生ビザ申請も可能と聞いています。
学生ビザでは就労はできませんが、実態としては現地で働いている大学生は少なくありません。とはいえど決して高い賃金ではありませんので、それなりの生活費を持ってくる必要があります。
裏技
観光ビザでも長期滞在を実現することは原理的には可能です。観光ビザが切れた後、出国時に1日につき数十レアルが罰金として発生するのですが、上限が800レアルくらいらしいので、その罰金さえ払えば問題ありません。刑事罰もなく、このような形でブラジルに滞在している外国人は数えればキリがありません。
但し一度出国すると半年間は入国できませんので、その点だけご注意を。違法滞在が理由ではなく、観光ビザの性格上入国してから1年間は半年以上の滞在ができないためです。
1年間~2年間
2年間までは原則として就労ビザもしくは学生ビザの延長になります。
学生ビザは1回のみ延長が可能ですので、気に入ってもっと滞在したいという場合は学生ビザを延長しましょう。
就労ビザについては、基本的には駐在になります。現地で採用してもらうということは経済状況にもよりますが、非常に難しいと考えて下さい。特にブラジルはアミーゴ文化でして、紹介やコネで仕事を見つけることになります。
駐在以外で就労ビザの取得を試みたいという方は以下の記事をご覧ください。
2年間~
2年間を超える滞在は永住ビザになります。
永住ビザの取得には大きく2通りあり、就労ビザからの更新と直接永住ビザを取得する方法です。具体的な取得方法は以下をご覧ください。
まとめ
ブラジルは日本の24倍の国土面積があり、インディオ、アフリカ大陸から連れてこられた奴隷、世界各国からの移民が長い時間で複雑に混ざった国です。
ブラジルの全てを知ることはできませんが、長くいればそれだけ新しい発見を得ることができるのも事実です。
最も距離の離れた国に一度遊びに行ってみたいという方から、人生をブラジルで終えたいという方まで楽しみ方は人それぞれです。是非あなたに合ったビザを取得して、ブラジルを最大限楽しんで下さい。
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