ブラジル人もびっくり!日本語になったポルトガル語17の外来語

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日常で私たちが利用している言葉には多くの外来語がありますよね。

カタカナ語の多くは英語ですが、例えばロシア語由来のイクラやアジト、オランダ語由来のランドセルなどちょっとしたマイナー言語から拝借している言葉も意外と多いものです。これらは今日においては普通の日本語として利用されています。

この外来語。ブラジルの母国語であるポルトガル語由来のものも少なくありません。日本語になったポルトガル語がそんなあるのだろうか、と思う方も多いはず。しかし、探せば多いこと多いこと。

今回はそんな今では当たり前に日本語として使われているポルトガル語由来の外来語をご紹介します。

  

ポルトガル語由来の外来語17選

ポルトガル語から言葉を拝借している主な外来語は以下のものです。

左から「元となったポルトガル語」「ポルトガル語の本来の意味」「外来語」です。

 ポルトガル語本来の意味外来語
1capa カバー カッパ(合羽)
2pao パン パン
3Castella カスティーリャ地方 カステラ
4zamboa ザボン ザボン
5bando ギャング バンド
6botão ボタン ボタン
7raxa ラシャ ラシャ(羅紗)
8veludo ベルベットビロード
9copoカップ コップ
10carta 手紙・カード かるた
11vidro ガラス ビードロ
12confeito 糖菓子 金平糖
13caramelo キャラメル カルメラ
14gibão 肌着・シャツ 襦袢
15saraça サラササラサ(更紗)
16temperar下味をつける天ぷら
17tabacoタバコタバコ

日本語でも普段使わないポルトガル語由来の外来語を調べてみた

意外と漢字を当てはめているものも多い印象です。襦袢など日本古来からありそうなものも実はポルトガル語由来なんですね。

ちなみにいくつかイメージがつかみにくい言葉の写真を置いておきます。日本語でもほとんど使わない言葉だったりしますから。

まずザボン。これはブンタンとも呼ばれる柑橘類の一種です。

zabon

続いてラシャ(羅紗)。毛織物の一種で、最もイメージしやすいものはビリヤード台の天板に貼られているあの緑色の生地。軍服やコートにも使われているそうです。

pool

そしてサラサ(更紗)。Wikipediaより抜粋の説明がこちら。

更紗(さらさ)は、インド起源の木綿地の文様染め製品、及び、その影響を受けてアジア、ヨーロッパなどで製作された類似の文様染め製品を指す染織工芸用語。 英語のchintzに相当する。 日本ではインド以外の地域で製作されたものを、産地によりジャワ更紗、ペルシャ更紗、和更紗などと称している。

sarasa

少しマニアックなものもありましたが、天ぷらやタバコは我々の生活に欠かせない言葉だったりします。

1543年に種子島に鉄砲を伝来させたポルトガル人の漂着から500年弱。その後日本へ伝来した多くのものがポルトガル人によって日本に持ち込まれたことを考えればある意味で当たり前のことかもしれませんね。

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