熱い湯船を浴槽いっぱいに張って、ゆっくりとお風呂につかる。そんな生活をしているのは世界中探しても日本といくつかの国くらいであって、ほとんどの国ではお風呂といえばシャワーだったりします。
ここブラジルも例に漏れずシャワー文化の国でして、一般的なホテルや家庭ではシャワーだけしか使えません。
ほとんどの地域が1年を通して比較的温暖な気候に恵まれているブラジルなので、日本人としてもシャワーだけでも困ることはあまりないのですが、その温度や水量に不満を持つことは多々あります。
シャワーを浴びている時に無闇に人を呼ぶわけにも行かず、半泣き状態でシャワーを浴びたという方もいらっしゃるかもしれません。ブラジルシャワーを利用する時の3つの注意点をご紹介しましょう。
ガスではなく電気で温めているので電気代に注意
ブラジルのシャワーは欧米人の間では「Suicide Shower」すなわち「自殺シャワー」と呼ばれています。
それはガスではなく、電気によって水を温めているから。水回りに電気を使うなんてクレイジーだ、自ら自殺しようとしているに等しい!といったジョークから「Suicide Shower(自殺シャワー)」と呼ばれているわけです。
で、問題となるのは大量に流れてくる水道水を一瞬で温めて、しかも電気でとなるとやはり影響を受けるのが電気代です。駐在員などであれば気にするような値段差ではないかもしれませんが、現地の人にとっては大きな問題だったりします。
またシャワーヘッドの大きさによって水量の最大量が異なりまして、この大きさによっても電気代が変わってきます。
そういうわけで、あまり大きなシャワーヘッドでなかったりしても、そこは仕方ないと大らかな気持ちを持つことが最初の第一歩でしょう。
ぬるい時には水量を落とすと良いかも
シャワーの温度ですが、これも日本の40度以上のあの気持ちよさに比べるとやはり劣ります。無論高級マンションなどでは事情が異なると思いますが、ホステルや一般家庭では「ぬるっ!」と感じることが多々あります。
そんな時には少し水量を落とすといいでしょう。シャワーヘッドの中でお湯をつくっているため、水量が多いとどうしても全てを温めきる前にシャワーとして放出されてしまうことがあります。
水量を落とすことで、それなりに熱いシャワーが出てくる場合があります。ぬるいなと感じた時にはまずこちらを試してみるといいでしょう。
温度調節は3段階。水・半々・お湯だけ
シャワーの水量を落とすと同時に確認して欲しいのはシャワーヘッドの”つまみ”です。
ブラジルのシャワーには基本的に”つまみ”がついており、これを動かすことで水・水とお湯半々・お湯の3段階の設定が可能です。
誰が移動させたか分かりませんが、真冬に水の設定になっている場合が多々あります。ホステルなどであればシャワールームの掃除などのために水の設定になっていることもしばしばです。
真夏にリフレッシュのシャワーという時は水を、少し冷え込んできた時にはお湯などたった3つしか設定はありませんが、いくらか生活に幅を持たせることができますよ。
ちなみに、これらを試してもまだお湯がでないという時はオーナーなどに相談しましょう。シャワーヘッドが本当に壊れている場合がありますので。
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