iPhoneをブラジルに持ってきて1ヶ月。
最初はいわゆるSIM下駄を使って、VIVOという会社のSIMをauのiPhone6に差し込んだものの、何故か上手く行かず。
参考 iPhoneのSIMロック解除ならR-SIM10+が1,000円以下でできてオススメ
SIM下駄を使ってブラジルの携帯会社のSIMが使えたというきちんとしたレポートがネット上に見つからず、こっちでは使えないのかぁと諦めていました。
住んでいるところでならWifiは使えるし、Googlemapのデータをダウンロードすれば出かけるのも困らないし、そのうち安いガラケーでも買おうと考えていました。
そんな僕の様子を見たシェアハウスの同居人が「Santa Ifigênia」に行くと良いよ!と教えてくれました。そこなら君の悩みを解決できるはずだ!と。
で、実際に現地に行ってみて、あっちの店こっちの店とアタックしたところ、ある携帯修理店で無事にSIMロック解除に成功しました!
※最後に追記事項が御座いますので、SIMロックの解除依頼をご検討の方は必ずご確認の上、レポート等があればコメント欄にご記入頂けますと他の方の助けになりますので、ご協力をお願い致します。
SIMロック解除に関する簡単なQ&Aを作成しました。もし不明な点があればこちらもご参照ください。

サンパウロの秋葉原Santa Ifigênia!家電製品はなんでもここで揃う!
Santa Ifigêniaは日本でいうところの秋葉原ですね。
パソコン関係のパーツや自作PC、テレビなどの家電製品、スマートフォン関連の小型店舗が軒を連ねていました。

モールの中の様子
地下鉄駅LuzもしくはRepúblicaから歩いて10分くらいです。今回行った店はこちらのお店。

こちらがようやく探し当てたSIMロック解除をしてくれる業者さん
住所 R. Aurora, 178 – Santa Ifigênia, São Paulo – SP, ブラジル
店番号 25(写真左上にあるように、看板に店番号が記載されています)
ブラジルのSIMがiPhoneで使えなかった理由はズバリ”4G”だったから!
こちらのお店で「Eu nao falo Portugues. Eu sou Japonês(ポルトガル語話せないです。日本人です)」と申し訳無さそうにしてから、「Quero desbloquear o bloqueio do chip( SIMロックを解除したい)」というアプリで翻訳した文章を見せればわかってもらえます。
ちょっと興味深いのは、ここで店員が電話をして別のパートナーを呼び出します。
20分ほど待っていると、白人のアルゼンチン人のおじさんがやってきて対応してくれます。彼は英語を話せましたので、『「R-SIM10+」使ったけど上手く行かないんだ』と言ったら、ちょいちょいと見て『これは4G SIMは使えないんだよ。R-SIM10+の問題でなくて、SIMの問題』と言われました。
通常スタンドで販売されているSIMは4G SIMでして、確かに僕が購入したものもVIVOの4G SIMでした。
というわけで、3G SIMの購入と回線のアクティベート確認までを彼にお願いすることにしました。
SIMロック解除料金は90レアル(3,000円弱)。自分でやるより頼んだほうが断然楽だった
じゃあ料金は90レアルね、と言われ少し戸惑いました。なんせ3G SIMを差し込んで簡単な設定をするだけなので。現地の感覚からすると正直高いです。
とはいえ、これで確実に開通させてもらえるなら安いものだと納得してお願いしました。そして結果として彼の作業を見て頼んで良かった!となりました。
ポルトガル語が流暢で、何でも自分でできるという方以外は以下の点を考慮した上で、難しいと感じたら素直にお願いしましょう。
90レアルという値段は以下のサービスに対する対価です。SIM下駄は別料金になりますのでご注意下さい。
- 3G SIMの購入
- 3G SIMの加工
- SIMロック解除設定
SIM下駄を持っていない場合は追加料金がかかります。
そもそも3G SIMの流通は少ない
ブラジルも日本同様に誰も彼もがスマートフォンを使用しています。回線も4Gが当たり前(回線速度が安定しているかは別として)。
そんな中で3G SIMを販売しているお店を見つけるのは簡単ではありません。当ブログを見て3G SIMの調達を試された方がいらっしゃいましたが、やはり街中の店舗を回ってようやく見つけたそうです。それでも在庫数が限られていて2つ。
僕が行った店舗で対応してくれたおじさんも「3G SIMは入手が難しくて、少し高いんだよ」とのこと。
僕もその後いくつかの店舗を調べましたが、リベルダージのショッピングセンターにあるテクニカで確認できたくらいで、その他は在庫がほとんどありませんでした。
3G SIMはNano SIMではない。iPhone5以降で使うためには加工が必要
iPhone5以降で使われているSIMは小型のNano SIMという小型チップになります。
参考 iPhone または iPad の SIM カードの種類を確認する(Apple)
しかしながら今回使用する3G SIMは一つ前のMicro SIMと呼ばれる一回り大きいものです。

SIM、mircroSIM、nanoSIMの大きさの違い
そのためiPhone5以降で3G SIMを利用する場合、3G SIMの大きな形のままだとiPhoneに挿入できず、小さく加工することが求められます。中心のICチップ部分を傷つけないように専用の道具で切って、やすりをかけて、上手く挿入できるように加工するのは面倒です。
また専用の道具の調達コストを考えると自前で行うのはコスパが悪いと思います。
そういうわけでお願いをして無事開通
作業時間は20分くらいかかりましたかね。他のお客さんの作業も合間に挟んでいたため、トータルでは1時間ほど待っていましたが。
SIMスロットにVIVOの3G SIMが挿入され、きちんと認識したことを確認。適当な番号にかけてCPFナンバーを入力するようアナウンスが流れたことも確認しました。

室内でキャプチャを取ったため電波が少し弱いですが、外に出れば5本立ちました。
以下の記事に記載しましたが、ブラジルの3G SIMはガンガンネットを使うには向いていません。
参考 iPhone6の維持費が1日30円というコスパ抜群の3G回線が快適すぎる
日本と同じように使いたい、4Gじゃないと我慢できないという方は諦めてSIMフリーのiPhoneまたはアンドロイドスマホを購入されることをオススメします。
ブログに掲載してみんなに教えるねと伝えたので、日本人が行ったら「来たな!」って感じになるはずです!
追記①
vivoの料金体系についてはこちらをご覧ください。

追記②(16.08.10)
先日、現地で知り合った日本人の友人を連れて行って同じようにサービスをお願いしたところ、160レアルでした。
これは一つにはSIM下駄(R-SIM10+)を持っていなかったからなのですが、気分によって値段を変えてくるようです。作業前に事前にいくらになるか確認を忘れずにして下さい。
追記③(16.08.30)
先日ブログ読者の方から当記事で紹介している店舗でトラブルがあったとのご連絡を頂きました。SIMロック解除を依頼したところ、バッテリーが膨張して交換を余儀なくされ、その内容に指摘をしたところ逆ギレされたとのことです。
SIMロックの解除をしてくれる店はサンタイフィジェニア内に他にもあるようですので、他の店舗をご利用されることもご検討ください。また店舗に解除依頼をする際には事前に値段を確認、目の前で作業を行ってもらい、常に細心の注意を払ってください。
ご質問はこちら Comment/Question
はじめまして。
先日、ブラジルに引っ越しして来ました。日本から持参したスマホのシムロック解除、シムフリーに関してご指導いただきたいことがあります。よろしければ、以下メールにご連絡いただけたら助かります。お忙しい中、恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
週末ずっと圏外の場所におりました関係でご連絡がおくれました。
お役に立てるか不明ですが、別途メールさせて頂きます。
Shohei 様
ご連絡ありがとうございます。
本日、メールを確かに受信いたしました。お忙しい中、ご丁寧にわかりやすくご説明いただき、大変感謝しております。
確認必要事項を確認次第、返信させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
取り急ぎ、お礼まで。
こちらこそ貴重なご意見有難うございます。
返信はいつでも結構です。もしご質問が御座いましたらご連絡下さい。
なお、Wordpressのプラグイン記事にコメントが御座いましたが、こちらの記事の方が他の方の役に立つかと思いましたので、無断で恐縮ですがコメントの記事を変更させて頂きました。
もし差支えなければ私からお送りしたメール内容をこちらに転記しても宜しいでしょうか。
個人情報を特定するものはないかと思いますので、問題なければ他の方のためにも転載できればと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。