ブラジルの料理と聞いて皆さん何を想像しますか。
ベタなところで言えばコーヒーとかアマゾンのイメージから南国フルーツとか想像されたり、ちょっとブラジルを知っている方であればフェイジョアーダなどでしょうか。
もちろんそれもブラジルに来たら食べておきたい料理ですが、それ以外にも食の宝庫ブラジルで楽しんでおきたいブラジリアンフードをご紹介します。
全部食べたいブラジル料理10選
フェイジョアーダ(Feijoada)
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黒豆と豚肉をじっくり煮込んだシチューといったところでしょうか。
日本でいうところの味噌汁のようなもので、地域や家庭によって入れるものが異なりますが、ベーコンやソーセージ、リブなどの様々なお肉やケールやじゃがいもなどを入れることもあります。
これをご飯の上にかけて混ぜて食べるのがブラジル流。
また定食などについてくるフェイジョンは豆だけのスープなのですが、こちらも塩味がしっかり聞いていてとても美味しいです。
マンジョカ・フリタ(Mandioca frita)
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味はほとんどフライドポテトと同じで、塩をかけて食べるので、見た目にはほとんど違いが分かりませんが、少し弾力があるかなといったところです。
さらにフライドポテトよりもヘルシーとのことで、飲み屋に行けば多くの人がつまみとして楽しんでいます。
パステウ(Pastéis)
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ブラジル人の皮肉も利用されるパステウ(パステル)。料理というよりスナックに近いですかね。
大きなパイ生地の中に様々な具材を入れて、パリッと揚げたブラジル版揚げ餃子。揚げ餃子といっても、そのサイズは両手で持つくらいのサイズで売られていることが多いです。
具材はチーズ、ひき肉が主流ですが、お店によって様々な選択肢があり、ストリート沿いの屋台でも食べることができます。
ちなみにブラジルで皮肉に利用される理由は、見た目だけが大きくて、中身がほとんど無いから。確かに具材は中心の一部で、ほとんどはパリパリとパイ生地を食べることになるため、これだけでお腹が満たすことは難しいかもしれません。
ムケッカ(Moqueca)
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ブラジル料理の中では、フェイジョアーダに並んで人気の料理。
ムケッカはトマトベースのスープでエビや白身魚を煮込んだ海鮮料理。ブラジル中東部に位置するバイーア州の郷土料理で、各地にあるバイーア料理店で楽しめます。
スープにエキスがしっかり溶け込んでいて、これをご飯と一緒に食べた日には箸が止まりません。お肉ばかりで胃が疲れてしまった時には是非食べてみて欲しい一品です。
ヴァタパ(Vatapá)
ムケッカも然ることながら、ヴァタパも食が進むブラジル料理です。
オリジナルはアフリカの料理であるヴァタパはココナッツミルク仕立てのブラジルカレー。味はグリーンカレーに似ているかもしれません。
北東部の豊かな海で獲れた魚をメインにしたて、エビやトマトなどがドロっと溶け込んだ見た目は悪いが味は最高な浜グルメです。
トヘーズモ(Torresmo)
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トヘーズモは豚の皮を肉ごと揚げたつまみです。
豚の厚い皮が中々の歯ごたえがあり、また例に漏れず塩味がしっかりついているので、ビールと一緒に食べると幸福感に包まれること間違いありません。
路上のテラス席で是非楽しみたい一品です。
ファロファ(Farofa)
フェイジョアーダの写真のうしろにも隠れていますが、ファロファはブラジルの食事欠かせない魔法の粉です。
マンジョッカ(キャッサバ)芋を原料とするこの粉は、ブラジル料理の様々なところ、特に汁物に添えられます。俗にブラジルの味の素と例えられますが、ファロファは日本人からするとほとんど味がしません。わずかに塩気があるような気がする時もありますが、不思議な調味料です。
これをフェイジョアーダやムケッカなどのスープに入れて、少しとろみを付けてごはんと一緒に食べるとブラジル流。最初は「どうしてこれを入れるんだろうか」と疑問に思いますが、食べ続けると癖になる魔法の粉なのです。
ちなみにベーコンや炒り卵とミックスされて提供されることもあります。
ボリニョス・ジ・バカリャウ(Bolinhos de bacalhau)
タラのすり身を団子状にして揚げたスナック。
ブラジルでは魚と言えばタラを指すことも多いほど、タラが一般的に食されています。おそらく塩漬けなどにより遠距離輸送が容易なためだと思います。
これにライムをかけて食べることが多く、お酒のつまみに最高です。
アカラジェ(Acarajé)
アカラジェは主にブラジル北東部バイーアなどを中心に食されているブラジルサンドイッチ。
油で揚げたパンに北東部の美味しい海産物を挟み込んだ屋台グルメです。エビと酸味の効いた玉ねぎ、パクチー、さらにはブラジル版タバスコであるピメンタがピリッとして食欲をかき立ててくれます。
実はニューヨーク・タイムズにも特集されたことのあるこのグルメ。街なかで見かけたら是非食べてみましょう。
シュハスコ(Churrasco)
こちらもブラジル料理の定番ですね。シュハスコはブラジリアンバーベキュー。
牛や豚の様々な部位をじっくり焼き上げて食べます。
シュハスコ専門のレストランでも食べられますが、ポルキロなどの定食屋でもシュハスコをちょこっと食べることもできますし、何より週末に家庭で楽しむことも多いです。スーパーに行けばシュハスコ用のお肉が売っていますし、何よりお肉の値段が日本よりずっと安い!
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ブリガデイロス(Brigadeiros)
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もちろんチョコレート専門店で購入してもいいのですが、ちょっと試してもらいたいのがブリガデイロス。
チョコレートを練乳で練って、団子状にしたものにチョコレートのチップをまとったものです。クリスピーチョコみたいな食感で間食にはもってこいです。
ブリガデイロスは歩道沿いの露店でよく見かける他、電車の中で売り歩きをしていることもあり、自然に巡りあうことがあるでしょう。
パッションフルーツのムース(Mousse de Maracujá)
ブラジルといえば、南国フルーツをイメージする方も多いでしょう。そのまま食べたり、フレッシュジュースにしてもとても美味しいのですが、ムースとの組み合わせも極上です。
ブラジルではマラクジャと呼ばれているパッションフルーツをソースにして、甘いムースにかけると、ソースの甘酸っぱさが口の中で上手く調和してくれます。
食事の最後に是非どうぞ。
ポン・ジ・ケージョ(Pão de queijo)
名前の意味はチーズパン。
それだけって思いますよね。でもこれがめちゃくちゃ美味しいんです。
こぶし大の大きさのパンの中はふわっとしていて、外はカリカリ。そのまま食べてもいいですが、レンジで少し温めてから食べるとこれがかなり行けます。朝ごはんでも間食でも、塩味もしっかりついているので単品でついつい食べ過ぎてしまうパンです。
Bolinho de Chuva(ブラジルドーナツ)
ブラジルスナックで欠かせないのがBolinho de Chuvaと呼ばれるブラジルドーナツ。
Bolinhoはボール、Chuvaは雨、つまりは雨のボールとなるわけですが、一口大の大きさのふんわりとしたドーナツです。
軽い口通りで、甘さも非亀なドーナツですが、2~3個食べるとかなり満足感が得られます。ただ、その手軽さで手が止まらなくなることもあるので注意が必要です。おそらくカロリーは意外とばかにならないものだと思いますので。
街なかのパン屋さんなどでグラム売りされていることも多いですが、注文する時は3個下さいとの注文になります。量り売りで値段を出してくれます。
カイピリーニャ(Caipirinha)
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カイピリーニャはサトウキビを原料にした蒸留酒に砂糖とライムをたっぷり使ったカクテル。
さっぱりとした甘さで、暑い日にはごぐごぐと飲み過ぎてしまいますが、原酒は40度以上ある強いお酒なので、あっという間に酔っ払ってしまいます。
最近はカイピリーニャに他のフルーツジュースを混ぜたり、日本酒を混ぜたサケピリーニャなるものも普及しており、定番の味に飽きたら是非他の味にもチャレンジしてみましょう。
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