ブラジルのLCCといえばGOL航空とAzul航空、そしてLATAM航空です。
日本ではLCC(格安航空会社)は広く普及して、一度は使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここブラジルでも状況は同じ、どちらかというと日本よりも一般的な交通手段かもしれません。ただし、日本のLCCが極力サービスを削って価格を抑えているのに比べると、ブラジル版LCCはサービスが色々とついているという印象です。
せっかく利用するのですからお得に気持よく過ごしたいものです。今回はそのポイントをご紹介します。
①早めの自社サイト予約が最も安いが、スカイスキャナーの併用を
日本で航空券を探すと基本的には旅行代理店で購入する方が安く購入できることが多いと思います。ANAやJALのサイトで購入した方が高いように思います。
しかし、GOL/Azulの場合には自社サイトで航空券を購入した方がオトクになることが多々あります。
例えば一ヶ月前に調べた際の2016年7月27日のサン・パウロ→ベロ・オリゾンテ間のスカイスキャナー とGOLサイトの金額は以下の通りです。
スカイスキャナー
GotoGate経由で4,585円が最安価格となっています。
ちなみにGOLサイトの金額はこちらには出てきませんので、以下の通り自社サイトで確認をします。
GOL自社サイト
この日のレートは約103円のため、約3,600円となり、自社サイトの方が約1000円安い計算になります。
なお、ご覧の通り、日程によって金額が大きく異なります。1ヶ月以上前であれば非常に安い金額で移動できます。特に土日にセールが開催される傾向にあるので覚えておきましょう。(サン・パウロ-ベロオリゾンテ間はバスで7時間の距離ですからこの金額はやはりすごいです)
直近日で非常に高い金額が自社サイトでも表示されることもありますが、そんな時に一応スカイスキャナーでも検索することをオススメします。
旅行代理店で安いチケットが残っている場合のほか、同じ便なのに代理店の方が安い場合もあります。代理店が先取りしたチケットのあまりなのか不明ですが、こうしたチケットに救われたことがあります。
自社サイトとスカイスキャナーの両方を活用することをオススメします。
②事前のオンラインチェックインで空港内の移動をスムーズに。そして預け荷物手数料を節約しよう。
日本と同様にブラジルでも事前のWebチェックインが可能です。
手続きを事前に済ませておけば当日ゆっくりと空港に向かうことができますし、座席も好きな席を選択できます。
また、預け荷物がある場合、チェックインカウンターは長蛇の列ができやすいですが、事前チェックイン済みのカウンターは比較的空いていることが多いです。預け荷物がなければ空港に設置された機械から搭乗券を発行できますので、そもそも並ぶ必要もありません。
なお、ブラジルのLCCは預け荷物が有料になっているのですが、オンラインチェックインを利用しない場合、手数料が2倍になります。
どの航空会社も預け荷物1つまでの場合、チェックインカウンターで手続きすると120レアルですが、オンラインチェックインまたは空港に設置された以下のような機械で手続きすれば60レアルで済みます。
③LCCだけどドリンクもスナックも。充実の機内サービス
さて、ここからがブラジル版LCCの真骨頂。
なんとドリンク、スナックの配布があります。日本では少額といえどお金がかかるところ、無料はありがたいですね。特に機内は乾燥して喉が渇きますから。
個人的にはAzulの方がサービスは充実していたように感じます。
- GOLはフルーツジュース、コーヒー、水のみ。Azulはコーラ等も選択できた。
- さらにGOLはコップ一杯のみだが、Azulは缶でくれるため量も多い。
- GOLのスナックは乾き物のみ。Azulはいくつかのスナックから選択が可能。乗客によっては複数もらっている人もいた。
ちなみに、残念ながら、LATAMでは水の提供はありますが、それ以外のサービスを経験したことがありません。
④なんとサン・パウロなら空港-市内間の無料バスサービスまで!これはすごい!
これはAzulのみのサービスで、さらにサン・パウロ限定ですが、空港から市内までの無料シャトルバスが出ています!
しかもWifiサービス付きです。
Barra Funda、Eldrado Shopping Mall、Tamboré Shopping Mallの3箇所へ30分から1時間ごとに運行しています。
Barra Funda、Eldrado Shopping Mallは駅にも近いため、宿泊場所が多少異なっても移動に便利です。
サイトに時刻表が載っていますので、是非ご覧ください。
タクシーで移動すれば100レアルは下らない中で、このサービスは素晴らしいの一言ですね。