こちらに来てから時々思っていたことがありました。
それはブラジル人は女性でも腕毛を処理しないということ。別にブラジル人女性をジッと見ているわけではありません。
バスや電車の中で隣にブラジル人が座ると自然と腕が触れることあるのですが、その時に普段経験することのない刺激がこちらに伝わってくるのです。
それでそちらに目を配ってみると、「え、もしかして男性なのかな」と思ってしまうほどにふっさふさなんです。
僕も日本人なので毛深い方でないですが、僕の腕の毛なんて比にならないほどのジャングル地帯がそこに広がっています。密度がすごいんです。金色で目立たないだけで。
よくよく見ると街なかの女性はみんな腕の毛を処理していない。それどころか脇毛が生えている女性も珍しくないかもしれません。ブラジル人に聞いても全く気にしていない様子。
単なる文化的な違いなのかもしれません。国によってはふくよかな女性の方が持てるというのも珍しくありませんから、それと同様の問題とも思えます。
しかしながら、そもそも腕毛ってなんでしたっけ?という疑問が湧いてきました。
腕毛って処理してしまってもいいのか。効能について医学的な見解を調べてみた
人間の体に付随しているものは全て何らかの効能のために存在しているでしょう。
髪の毛は頭を守ってくれるし、鼻毛はホコリなど外部からの異物の侵入を防いでくれます。むやみやたらと抜いてしまってはもしかしたら人間の体に影響を与えるのではないかと。
そうした見地で考えると体毛はなんとなく体温調節機能の名残なのかなと考えてみた上でいくつかの媒体を見てまたところ以下のような文章がありました。
まずいわゆるムダ毛全般に関して。
体毛の主な役割は、以下の通りです。
- 体内にある毒素を、毛を伝わせて排出する働き
- 外部から与えられる肌への刺激を和らげる、クッションの役割
- 外部のゴミやチリなどを吸い込まないための、フィルター機能
- 直接肌に触れる前に毛に触れることによって、刺激を察知する感覚機能
- 体温を一定に保つ、保温・断熱機能
- 外からの紫外線をカットする働き
参照 ムダ毛の基礎知識と毛周期
まぁやっぱりそんなところですよね。
で、処理の妥当性については以下のような解説がありました。
現代人の生活においては、温度調整や皮膚の保護の役割は洋服や冷房、家屋が担っています。遥か昔には必要とされてきていたムダ毛は、生活環境の変化で存在価値の必要性がなくなったのです。
参照 そもそもムダ毛って何なの?存在する理由・役割は?(参照元リンク削除のためタイトルのみ記載)
そういうわけで、腕毛は人間の肉体にとっても正真正銘のムダ毛となってしまい、剃毛そのものは大きな問題はなさそうです。しかし、腕毛は時にあなたの健康の危険を示すサインとなるようです。
というのも、体毛が濃くなるということは、体が一生懸命に体温調整を試みようとしている可能性があったりして、その働きを真っ向から否定すると身体が上手く対応できなくなってしまいます。
例えば以下のような事例があるようです。
「腕の毛や脚の毛には、皮膚を保護する作用があります。さらにそれ以上に重要な役割は、保温作用です。たとえば無理なダイエットで体重を落としすぎると、体毛は濃くなります。体重が減ると体温が下がるため、身体を保温するために毛が濃くなるわけです」。
一定の注意を払いながらムダ毛の処理をする必要があるようですね。
ムダ毛処理の方法を片っ端から調べてみた
ここまで一生懸命に書いてみたのですが、男性であり、しかもムダ毛処理など全く興味のない僕がどうしてこんなことを調べているのだろうと少し混乱しています。
しかしながら、ここまで調べたからにはどうやってムダ毛処理をするのか気になって調べてみました。主だったものだけなので、もしかしたら抜けもあるかもしれませんが、男性視点でまとめてみました。
ブラジル人も今はムダ毛の処理にそこまで興味がないかもしれませんが、価値観の変化というのは突然起こるものだと思います。どこかで役に立つかもしれませんからね。一応まだ正気ですよ。
カミソリで剃る
男性も愛用のカミソリ。定番なのでしょう。
ただし、カミソリで剃毛すると皮膚の表面も削りとってしまい、肌への負担が大きいようです。シェービング剤の利用やタオルなどで湿らせた後に剃ることが望ましいようです。
これは男性諸君のヒゲ剃りと同じですね。
また逆剃りはNGらしいです。僕は逆剃り大好きなので、ついやってしまうのですが。。。いかにも剃っているという感覚が癖になってしまいます。
でもやはり肌にダメージを残してしまうようです。コストは最安ですが、避けた方が良さそうです。
トリマー・電気シェーバーで剃る
僕はヒゲをシェーバーを使わず手動で剃る派なのですが、女性にもトリマーやら電気シェーバーというのがあるんですね。知らなんだ。
値段もまぁまぁ。肌への負担は少ないようですが、やはりカミソリに比べると肌の深くまでは剃ることができないようです。
僕もヒゲが濃い方なので、電動シェーバー使わない理由はここらへんにあります。まだ理解できる。
ピンセット・脱毛テープ・ワックスなどで毛を抜いてしまう
あの無数にある毛を一つ一つ抜いていくとかちょっと考えただけで男性にとっては辛いです。一方で脱毛テープとかガムテープを思い出してかなり痛そうです。
電動の毛抜きもあるようですが、片っ端から自動で抜いていくためかなり痛いとか。
で、こちらが本場のブラジリアンワックス。ブラジル人は陰毛に使用するようですが、腕毛には使わないんですねえ。ここらへんまで来ると少し高くなります。
アマゾンで検索していて思ったのですが、男性用の脱毛商品も多く出てきまして、日本はそういう時代なのだなぁと。ブラジルでは女性すらムダ毛の処理が甘いのは日本男子が脱毛しているとは世も変化していくものですね。
毛を焼き切る
未経験の男性からすると恐ろしい話ですが。
よくよく調べてみると火を使うのではなく、電気ワイヤーで切っていくようです。抜いたり、剃るよりも痛みは少ないようです。値段もなかなかお手頃です。
ただ、ヒートカッターの場合、処理範囲が狭く、アンダーラインのはみ出し程度にしか使えないようです。
もう一つ熱線式除毛器なるものもありますが、ヤケドしたりという情報があったので、あまり使わないほうがいいのかもしれません。
薬品で何とかする(除毛・脱色・抑毛)
除毛・脱色・抑毛ってすごい語呂感です。
簡単に説明すると以下のようになります。
- 除毛剤:薬品でムダ毛を溶かして、洗い流すことでムダ毛の処理を行います。
- 脱色剤:毛の黒い色素を落とすことで、ムダ毛が目立たないようにする。他の方法と異なり、毛は残る
- 抑毛剤:こちらは毛が生えてくるのを抑制する薬品です。他の方法で処理した後のアフターケアのようです。
健康に害はないのだろうかと不安になってしまうのですが、それなりに一般的な処理方法なのですね。
ただし、肌へのダメージも相応にあるようですから、肌に馴染まないようであればすぐに使用を控えましょう。
ブラジル人女性がムダ毛処理しないのも納得した
ちょっと勢いで書いてみましたが、男性からすると「なんて面倒なんだ!」と思いました。
上記では簡単にかきましたが、処理する部位によって処理方法が異なったり、それぞれのデメリットも考慮しながら処理をしないといけません。
ヒゲを剃るのさえも面倒な僕には耐えられません。日本人の女性の皆さんお疲れ様です。
でもここまで面倒な処理であれば、ブラジル人女性が処理しないのも納得です。
日差しが強いブラジルであれば少なからず体毛が肌を守ってくれるでしょうし、またすぐに生えてくる体毛を毎回のように剃るのも面倒だと思います。
今までちょっと気になっていましたが、これで納得ですね!
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