ブラジルで生活をしていて、最も面倒に思っていること。
それは街や電車の中で用心のためにいつもリュックサックを前に持ち帰るということです。世界では1日に40万件のスリが発生しているらしく、ブラジルもその例外ではありません。街なかでリュックを前にせずに歩いていると、現地の友人から注意を受けることもしばしばです。
でも結局面倒くさがってしまって、いくらかの注意を後ろに払いながら、リュックを持ち替えないことも少なくありません。
そんなスリ対策のためのリュック持ち替え問題を解決してくれる素晴らしすぎるリュックの商品化に向けたクラウドファンディングのプロジェクトをIndiegogoで見かけたので、ちょっとご紹介します。
※最後に購入方法を案内しています。
あなたの背中を守ってくれるBobbyとは
現在Indiegogoで資金を募っているのがBobbyというリュックサック。
Bobbyはスリ対策をテーマにフランス人のトーマスさんらが生み出したリュックサックです。今まで色々なリュックがありましたが、こういう地味な問題を解決してくれるクールなリュックサックって無かったように思います。
Bobbyは2つの方法でリュックサックの中身をスリから守ってくれます。
入口を見えにくくするという方法
どこにジッパーがあるか一見して全く分からないデザインとなっており、スリとしては狙いにくいリュックとなっています。
もちろん仰々しい鍵をかけるというのも一つですが、そんなリュック誰も面倒くさくて使いたくないですよね。それにいかにも大切なものがありますと言っているようなもので、逆に強盗に狙われそうです。
Bobbyはスタイリッシュなデザインでジッパーを見えにくくして、スリが荷物に手をかける意欲をそぎ落とします。
刃物でリュックを切り裂かせない5層構造
この10年ほどでよく聞く気がするのが、リュックの底を刃物で切って荷物を取り出すという方法。
バスや電車など混雑した場で発生するらしく、少し荷物が抜かれたくらいだとあまり気づかないことも多いようです。
このBobbyは実は素材が5層構造になっており、その上刃物に強い素材を利用しています。後ろから軽く刃物を当てた程度では開くことはありません。
ガジェット好きのかゆさに届く十分な機能性
さらにBobbyが気に入る点はその機能性の高さ。
実は僕個人アップルストアで販売されていたIncaseのリュックサックを利用しているのですが、正直こちらのBobbyの方が機能性が高いように思っています。
中には十分な収納スペースと間仕切りが用意されており、リュックの中の整理はもちろんのこと、移動中に荷物が動いてしまうのを防いでくれます。
さらにこれ欲しかった!という装備がスマートホンの充電ポート。
リチウムバッテリーをリュックサックの中に仕込んでおけば、リュック前面の電源ポートを経由して、スマートホンをポケットに入れながらにして充電が可能です。
リチウムバッテリーって意外と大きくごついのです。ポケットには入らない事が多く、ポケットサイズの小型のものは値段が高かったり、容量が小さかったりするものです。このBobbyならリュックにバッテリーを入れておけるためスリムに充電が可能になります。
その他、外側は防水素材になっていたり、ICカードを入れておく場所があったり、肩に負荷のかからない構造を採用していたりと、リュックサックとしては文句のつけどころがほとんどないリュックサックじゃないでしょうか。
デザインは2色。シンプルで使いどころに困らなさそう。そして安い!
デザインはmidnight blueとgrayの2色。
幾何学パーツを組み合わせたようなデザインで、うるさい主張もあまりなく、プライペートでもカジュアルなビジネスの場でも使えそうです。
そして何よりもこのリュックサックめちゃくちゃ安いんです。Indiegogoで事前販売しているものであればなんと56ポンド(約7,500円)。僕が持っているIncaseのリュックサックで16,000円はしましたよ。これはこれで好きですけど。
既に80万ポンド(1億円)近い出資が集まっていて、プロジェクト自体は大成功しているのですが、出資はまだ行うことが可能です。2016年11月頃にはお届けできるようです。
【追記】クラウドファンディングは終了しておりますが、Bobby公式サイトにて以下のサイトから購入が可能とのお知らせが出ています。
クラウドファンディングに間に合わなかったという方もご安心を!
HP FANCY
僕も早く今のリュックサックを使い古してこちらに乗り換えたい!
ご質問はこちら Comment/Question