仕事での海外渡航ではホテルに宿泊するものの、プライベート旅行では旅費節約のためにホステルを利用することが多いです。
サンパウロのホステルだと1泊100レアル(約3,000円)で宿泊できることはもちろん、一人旅の場合は他のバックパッカーとの情報交換や飲み仲間発掘にもホステルは重宝する宿泊施設なのです。
ただ、今回はサンパウロには1泊するのみであること、またブラジル到着後最初の睡眠をゆっくり取りたかったことからホテルに宿泊しました。
そこで、日系社会にいると必ず耳にする噂のブルーツリーホテルに一度は泊まってみたい!と思い、今回はサンパウロの中心パウリスタ通り近くのブルーツリーに宿泊することにしました。
ブルーツリーホテルとは
ブルーツリーホテルは日本人の青木智栄子さんが会長を務めるブラジル国内に展開するホテルチェーン。
青木智栄子(あおき・ちえこ) ブルーツリー・ホテルズ&リゾーツ会長兼最高経営責任者(CEO)。サンパウロ大法学部卒。ウェスティン・ホテルズ副会長などを経て、97年から現職。
7歳の時に家族でブラジルにやってきたいわゆる日系1世の方です。日本の旧青木建設(元青木あすなろ建設)社長青木宏悦氏の奥様でもいらっしゃいます。
2018年現在ブルーツリーホテルは以下の都市を中心に22のホテルの運営を行っています。
リオデジャネイロ、サンパウロ、ロンドリーナ、クリチバ、フロリアーノポリス、ポルトアレグレ、ブラジリア、マナウス 他
主要都市はほとんど抑えており、ブラジル旅行では安心して利用できるホテルになりそうです。
実はブルーツリーホテルはフランチャイズブランドで、建物や土地は投資家が所有、運営のみをブルーツリーが任されています。
日本人ならではの高いサービスレベルや細かな気遣いと大手高級ホテル運営で蓄積されてきた知見が生かされたホテル、それがブルーツリーというわけですね。
ブルーツリー プレミアム パウリスタに泊まってみた
さて、そんなブルーツリーホテルの中で今回宿泊したのが「ブルーツリー プレミアム パウリスタ」。
その名の通りサンパウロの中心地パウリスタ通りを1歩入ったところにあるホテルです。サンパウロ美術館の裏側にあり、地下鉄へのアクセスも非常に便利です。
住所:Rua Peixoto Gomide, 707, SP CEP 01409-00
アウグスタ通りも近く、ナイトライフを楽しんだ後の帰路も楽ですね。
予約した部屋は「スーペリア ダブルルーム クイーンベッド 1 台」。高級ホテルの割にはかなり安くサービス料込で約8,000円(実際はBooking.comのセールもあり1割引きの約7,200円。
Booking.com ブルー ツリー プレミアム パウリスタ(Blue Tree Premium Paulista)
なお、同額のスーペリアダブルルームでダブルベッドの部屋も用意されておりましたので、カップルや家族で宿泊するとコスパはぐっと上がります。
部屋は一人で滞在するには十分、というよりも大きすぎるくらいでした。
▼クイーンサイズベッド
上記の写真の右上にちらっと写っていますが、テレビが天井から吊られています。なんという贅沢感。もちろん無料Wi-Fiも快適に利用できます。
くつろぐスペースも十分で、写真だと分かりづらいですが、iPhoneの狭い画角で撮影しているため、手前にもう少しスペースがあります。ちょっとした作業を行うにも困りません。
お風呂も清潔感十分で、シャワーの温度も水量も十分。至極当然ではありますが、こういうところはホステルに比べてかなりポイント高いです。
サンパウロは意外と肌寒い日が多く、日本のように高い温度のシャワーが欲しい時もあるのですが、ホステルの設備は古かったりして、ぬるかったり、水量が少なかったりすることが少なくないためです。
ちなみに今回の宿泊で一番「泊まって良かった!」と思ったのは朝のベランダからの眺め。9階の部屋でしたがこの青い空と街の風景に目が覚めました。
朝食はなんと写真を撮影しわすれたので、インスタグラムから引用。
以前は朝食もデフォルトで用意されていたそうなのですが、今は別途オーダーが必要とのこと。若干の追加料金が必要とのことですが、こちらの和食朝食は以前から定評があり、注文する価値は十分にあるかと思います。
今回は旅の疲れで食欲が湧かずトライできませんでした。残念。
さらに翌朝からの予定が詰まっていたため、こちらも利用できませんでしたが、プールも備わっています。
その他、日本語ができるスタッフも勤務しており、初めてブラジルに来るという方にはかなり安心できるホテルだと思います。
出張やカップルでの宿泊にオススメ!
日本のビジネスホテルと同額料金でハイグレードなホテルに宿泊できることを考えると十分に利用する価値があるホテルだと思います。
ビジネスマンの一時滞在にはかなりリーズナブルであるのはもちろん、カップルや友人など複数人での宿泊でも旅費への負担があまりありません。2人同室なら1人4,000円程度ですから、ホステルとそこまで料金は異なりません。
ブラジルの主要都市には同様の施設を備えたブルーツリーが点在しており、様々な都市を駆け回るバックパッカーも疲れてゆっくりしたい時に利用するのも手ですね。
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