海外長期滞在でシェアハウス型Airbnbを選択した３つの理由

巷で話題のAirbnb。

日本でも昨年東京の大田区がAirbnbを始めとした民泊を認める条例が認められてから議論が活発になっています。

Wikiによれば2008年に会社が設立されて、現在192カ国で展開されているということで、たった8年で全世界にAirbnbを通じた宿があるという凄まじい普及を遂げているわけです。

HP　Airbnb（日本語サイト）

無論ここブラジルにも多くの宿があり、今回サンパウロ市内のあるホストの家に宿泊してみました。

とはいえ、最初からAirbnbありきで宿を探していませんでした。ブラジルに限らずどこも同じような状況だと思いますが、今回色々と悩んだ上で最終的にAirbnbを選択、利用するに至った理由をご紹介します。

安宿の定番であるホステルは短期滞在者向け

ブラジルに来て最初に宿泊したのはホステルでした。

参考 サンパウロのホステル”Mooca Hostel Atlântica”は心もお腹もブラジルでいっぱいになる！

こことても良かったんです。値段も一泊1,500円ほどで、スタッフもとても愛想がよくて、宿泊者もフレンドリーな人が多く、遊び相手もいて。

しかし１ヶ月ほど滞在していて少し困ったことになりました。

長期滞在になると費用がバカにならない

ホステルも1ヶ月宿泊すると45,000円になるわけです。東京でも八王子の方行けば同じくらいで賃貸借りれますよね。いくら大都会サンパウロとはいえ、やっぱり高い。

人が流動的で仲良くなったと思ったらいなくなる

ほとんどが1週間程度の滞在です。出張だったり、友達に会いに来たり、観光だったり。

そうすると仲良くなったと思ったらすぐにいなくなってしまい、またコミュニケーションを取り直さなければならず、関係が育まれない。

言葉もいつまで経っても同じような言葉しか使わない。これではいかんと思いました。

安さを求めて日系施設に宿泊したが、異文化交流がない

もう少しコストを落として長期滞在できる宿泊施設はないかと調べていて見つけたのが教会が提供する宿。

リベルダージという東洋人街には、日本人向けの安宿がいくつかありますのですが、今回宿泊したのは以下のリベルダージにある日系教会です。

参考 月2万円以下で宿泊できるサンパウロ日系ルーテル教会に泊まってみた＠リベルダージ

他にも県人会が運営する施設はあり、本当に有り難い価格設定で宿泊できます。

本当に安いんですが、やはり日本人が多いため、いわゆる日本人村になりがちです。

また共用スペースがほぼなく、個室での生活が主になってしまいました。

ホステルにあったブラジル人との交流が減少してしまい、ブラジルにいる意味を見いだせなくなりました。

とはいえ、ビジネスで来た方やポル語ペラペラでとにかく安く宿泊できるところを探しているという方にはオススメです。

安さと異文化交流のバランスがちょうどいいシェアハウス型Airbnb

あっちに行ったり、こっちに行ったりして、結局落ち着いたのがAirbnb。

ホステルと長期滞在者用のちょうどいい中間点としてシェアハウス型のAirbnbが居心地も良く、費用も納得行くレベルでした。

これってAirbnbの特性そのものじゃないかと思われるかもしれませんが、宿泊してみて改めて感じたところでありました。

価格

価格についてはピンきりですが、サンパウロ市内で一ヶ月800レアルくらいからありました。（1レアル＝約30円）

今回宿泊したのは以下の施設です。

参考 Airbnbで外国人とシェアハウスしてみた！楽しいこと辛いこと体験レポート

1ヶ月は約1,200レアル（36,000円）。それでもホステルに比べれば１万円近く節約できるわけですし、個室でこの価格であればほとんど文句はありません。

異文化交流

宿泊した施設は日系教会のほぼ倍額ですが、以下のメリットを考えてここに長期滞在しようと考えました。

• 現地人と中長期に渡り交流できる
• 長期滞在しているアメリカ人やフランス人がいたため、外国人視点での現地生活のノウハウが収集しやすい
• その上英語の会話がタダでできるというメリット（2人いたアメリカ人は英語の先生だった）

もちろん一般家庭で受け入れるAirbnbの施設においても英語が話せるブラジル人の数も少なくありません。

ただし、やはり人の家に長期に滞在するというのは少し気を遣います。また、平日はホスト家族はずっと外出していることも多いと思います。

その点、シェアハウス型であれば、お互い友人感覚で気楽に過ごせますし、一日中誰かがいたりするため、いつでも交流することができます。

シェアハウス型Airbnbを検索する時のポイント

Airbnbで検索する際には以下の項目を設定してみてください。

1. 部屋タイプは「個室」にする
2. ベッド数を「２つ以上」にする

ただし、開放している部屋が１室のみの施設はベッド数２つ以上ではヒットしません。

その他の「価格」や「ホストの可能言語」などを設定しながら、あまりいい物件がなければ②のベッド数は検索条件から外しましょう。

いい出会いがあることを祈っています！