僕は一人で海外旅行へ行く時はもうホテルとか泊まらないです。まったく。
欧米はもちろんのこと、途上国に行っても首都であればホテルの金額は決して安いものではありません。一人で5千円以上するのは当たり前で、日本のビジネスホテル並の品質を求めると1万円近い金額だったりもします。
ほとんど外で観光したり活動するのに、ただ寝泊まりするだけのためにこの金額はちょっともったいない。
そんなわけで1泊1,000円~3,000円代のユースホステルが一人旅の定番宿泊先になっています。
噂のユースホステルとは?宿泊している人達ってどんな人?
ユースホステルは、20世紀初頭から始まった「少年少女が廉価で泊まれる宿」を作ろうという運動により作られた宿のことです。ある一人のオジサンが始めたこの運動が広まり、今では世界中に無数のユースホステルが存在します。
特徴は以下のようなドミトリーと呼ばれる部屋。2段ベッドが一部屋に複数入った共同部屋です。
なお、シャワールームやトイレも共有ですが、基本的には複数あるため、あまり困ることはありません。またホステルによっては個室を用意している場合もありますが、料金は高くなりますので、その点はご注意下さい。
”ユース”なんて名前が付いていると大学生などの若い人しか宿泊できないかというとそういうわけではなく、実際に泊まっている人は老若男女、かつ職業も本当に様々な方がいます。
以前リオデジャネイロのホステルに宿泊した時はフランスのキャリア官僚が隣のベッドに寝ていてびっくりした記憶があります。
その他にも宿泊施設よりも観光や飲食にお金をかけたい人は社会階級に関わらずフランクに宿泊しているのがユースホステルといったところです。
英語が出来なくても大丈夫。ユースホステルの探し方
ユースホステルが見つかるホテル検索サイト
国や地域によって料金は大きく異なりますが、ブラジルの都市部なら一泊50レアル(約1,600円)程度が2016年の水準でしょうか。先進国でも3,000円以下が一つの相場になります。
ユースホステルは自身でホームページを持っているところもありますが、一般的には大手ホテル検索サイトで探すことができます。海外のホステルでも予約サイトは日本語ですので、英語ができない人でも予約には問題ありません。
僕がよく使うのは以下の2つのサイトです。
予約サイト Expedia
予約サイト Booking.com
それぞれのサイトで宿泊都市名を入力、価格順で並び替えると3,000円以下の宿泊施設はホステルであることがほとんどです。
▼Expediaで検索した場合
興味のあるホステルを選択すると以下のようにドミトリーと記載されている部屋が該当する共同部屋になります。
こちらの場合は男女共用で2段ベッド×4の8名部屋です。こちらは男女共用ですが、男女専用、女性専用で部屋を分けているところも多くあります。
▼ホステルを選ぶ時のポイントなどは以下の記事を参考にして下さい。
チェックインからチェックアウトまで。ユースホステル宿泊の流れ
さて、予約までは英語が一切必要ないですが、ホステルに宿泊する際にはいくらか英語が必要になります。
が、ホステルはチェックインからチェックアウトまで流れがほぼ決まっています。説明内容も事前にある程度把握しておけば、英語が完璧でなくても対応できるでしょう。
ホステル到着まで
海外のホステルは通常一般宅と同じような作りになっています。ホテルのように大きなエントランスがあったり、看板があったりしないことがほとんどです。
そのためGooglemapで住所検索をしたり、住所の番地を手がかりに探しましょう。海外の番地は日本とは異なり規則性があるため(通りの名前+番号が一般的。番号は通りを進むと少しずつ大きくなる)、こうした情報を手がかりに探しましょう。
僕も初めてホステルに宿泊した時、「え、ここ?ここでいいの?」と戸惑うほど普通の家の中に施設があったので、心づもりが必要です。
また到着が夜間になる場合は、フロントが24時間空いているかどうかも必ず確認して、事前に連絡を入れておくようにしましょう。
受付
さて、ベルを鳴らしたら扉が開くので、受付をしましょう。
難しい英語を使わなくても、「My name is ○○○○」で大丈夫です。先方で予約確認をした後に、宿泊期間の確認や支払い手続きがあります。
施設案内や注意事項説明など
受付が済んだら、あなたが宿泊する部屋まで案内があります。
ドミトリーの場合、空いているベッドから好きなベッドを選ぶことができるでしょうから、使いやすいところを選んで下さい。
その他、朝食が付いている場合は食事スペースの案内や共用スペースの利用時間などの説明がある場合もあります。こうした説明は超早口でされたりもしますが、ほとんど聞き流しても問題ないですし、不明な場合は遠慮なく聞き返しましょう。
チェックアウト
ホテルと同様にホステルにもチェックアウト時間があります。チェック・インの際に説明もあると思いますので、厳守するようにして下さい。
また飛行機の時間などのために荷物だけを残しておきたい場合はその旨説明しましょう。無料で荷物を預かってくれる場合がほとんどです。
意外と困るドミトリーでの過ごし方のコツや注意点は
同じ部屋に複数人いる環境に身を置くと、初めての場合どのように振る舞ったら良いか分からないものです。英語が出来ない場合はなおさら困ると思います。
コミュニケーション
初級:挨拶は必ずしよう
まず英語が話せない人でも隣のベッドにいる人や目が合った人には必ず挨拶はしましょう。
基本的にはその国の言葉で「こんにちわ」で挨拶します。ただし、この場合相手が現地の言葉でペラペラと話かけてくる場合もあるので、その時は冷静に「I’m sorry. I can’t speak 現地語」で大丈夫です。
中級:ルームメイトからガイドブックに無い情報を聞こう
中学生程度の英語が話せる人は積極的に声がけしましょう。
どこ出身なのか、どこの観光地を回ってきたのか、どこへ行く予定なのか聞いてみましょう。
日本のガイドブックは本当に主要な観光地しか掲載されておらず、その国のマニアックな観光地を知っているのは外国人であることがよくあります。
部屋に戻った時の暇つぶしにもなりますので、英語の上手い下手気にせず声をかけてみましょう。
上級:一人の人に声をかけて一緒に飲みに行こう
旅慣れている人は是非ルームメイトに夜の予定があるか聞いてみましょう。近くのバーやクラブでも行かないかと。
決してレベルの高い英語力でなくても、十分に会話できますし(あなたより英語が出来ない人は世の中にアホみたいにたくさんいる)、何人かで行けば自分で全ての会話を捌く必要もないので、結構気楽に楽しめます。
安全性
外出時は荷物を必ずロッカーへ
ホステルのドミトリーに宿泊する際多くの人が気にするのが、安全かどうかという問題でしょう。
まず荷物についてですが、通常はドミトリーに鍵付きのロッカーがありますので、貴重品類はロッカーに入れるようにしましょう。
ただ我々にとって貴重品でなくても、外国人にとっては盗むに価値あるグッズもあったりします。僕の場合はその他の荷物もリュックの中に入れて、布団をかぶせて目立たないようにしています。
個人的に今のところ被害に合ったことはありませんが、常にそのリスクがありますし、日本人宿でも同様の被害報告が出ていますので、油断しないようにしましょう。
怪しいルームメイトがいたら部屋を変えてもらおう
ドミトリーの場合、窃盗の問題もありますが、人間同士の問題もあります。
女性の場合は特に不安な点も多いと思います。女性専用のドミトリーを予約したり、挙動の怪しいルームメイトがいる場合には別の部屋に変更してもらうようにスタッフにお願いしましょう。
中には対応がひどいホステルもありますが、クチコミでよっぽどひどいホステルでない限りは対応してくれると思います。
ホステルは安くて楽しくて情報もいっぱい。泊まらない手はない
これまでにホステルを利用したことのない方にとって、ホステルは怪しくて、利便性も悪そうで、安かろう悪かろうのようなイメージを持たれているかもしれません。
もちろんリゾート気分で優雅な旅を楽しみたい人にはオススメできませんが、気楽な一人旅行(もちろんカップルで来ている人も珍しくありません)で、寝泊まりする場所として割り切ってしまえばこれほどまでにコスパの良い宿泊施設はありません。
まずは観光地に良さそうなホステルかないか調べてみましょう。
予約サイト Expedia Booking.com
▼個人的に宿泊したブラジルのホステルレビューはこちら
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