【オリンピックレポート】レスリング53kg級吉田沙保里戦を見てきた!オリンピックの素晴らしさと東京2020に向けて

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先日行われたオリンピック53kg級・63kg級・75kg級女子レスリングをリオデジャネイロで観戦してきました!

見事53kg級吉田沙保里選手が銀メダル、63kg級川井梨紗子選手が金メダルを獲得する偉業を成し遂げました。吉田選手については、日本人としては本当に悔しい試合で、観客の目には涙があふれていました。

さて、前回サンパウロ市内でオリンピックサッカー準々決勝(ブラジルvsコロンビア)の試合を見てきましたが、今回はリオデジャネイロオリンピックの会場に実際に行ってきましたので、簡単なレポートをお送りします。

  

オリンピック・パーク(Barra地区)で感じた東京オリンピックへの期待

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今回リオデジャネイロのBarra地区に設置されたオリンピック・パーク内にてレスリングの試合が行われました。今回のオリンピック会場としては最も大きな会場になります。

会場は非常に綺麗で、混雑こそしているものの、非常に快適に過ごすことができたように思います。一日だけの滞在でしたが、とても楽しく過ごすことができました。

しかしながら、2020年の東京オリンピックを想定した時に、これはいけないなぁと思ったところがいくつかありましたので、雑記半ばに気づいたことを書いておきます。

会場への交通アクセスの悪さ

とにかくアクセスの悪いところに会場がありまして、長距離バスターミナルから1時間半以上はかかったように思います。セントロなど中心地区からでも1時間はかかると思います。

主な理由はオリンピックのために新しく導入されたVLT(路面電車)にトラブルがあったこと、乗り換えが多いこと、また市バスが遅いということでしょうか。そもそも距離が相応にあるのですが。さらに最寄り駅から会場までの距離がまた長い。

新たなに導入されたVLT。車両不調か2本遅らせてせてようやく乗れました。またカーブが多いせいもあり、とにかく進行速度が遅かった印象です。

新たなに導入されたVLT。車両不調か2本遅らせてせてようやく乗れました。またカーブが多いせいもあり、とにかく進行速度が遅かった印象です。

東京オリンピックがコンパクトを売りにしている意味がようやく分かったように思います。市内でお金を落としてもらうためにも、可能な限り移動時間を短くして、他の観光も楽しめるようにしてもらえるといいのでしょう。

入場時に自撮り棒が没取される

入場時には荷物検査・チケットの確認が行われるのですが、ここで知人にちょっとしたトラブルがありました。

なんと荷物検査で「自撮り棒」を没収されてしまったのです。これは特別な例ではなく、他にも自撮り棒を没収される被害にあう人々が大勢いらっしゃいました。

一方で他の知人が持参した一眼レフカメラのための一脚はお咎めがありませんでしたので、暴力行為の防止ではなく、会場内での危険行為の防止が目的のようです。

確かに自撮り棒に関するニュースは後を絶たず、カメラに集中して階段で足を踏み間違えたり、最悪のケースでは試合に影響を与えたりする可能性は多分にあるように思います。

東京オリンピックも同様の施策になるかもしれませんね。

東京オリンピックの食事に期待!

オリンピック会場内では種類は多くないものの軽食を楽しむことができます。ただ、こちらにいる日本人の皆さんから聞いた限り、また僕自身が食べた限り、この内容でこの値段かぁと残念に思う内容でした。

記憶している限りのオリンピック会場での値段は以下のような水準です。(1レアル30円程度)

  • ビール(ロング缶・限定コップ付) 13レアル
  • コーラ 8レアル
  • ダブルチーズバーガー 18レアル
  • ポップコーン 13レアル
  • パスタ(マカロニ) 20レアル超

飲み物はいいとして、例えば僕が食べたダブルチーズバーガーは以下のようなものです。

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友人たちと「1枚を半分にしただけではないか」と笑ってしまったほど、薄い肉を2枚重ねただけです。また味もギリギリ行けるかなというレベルです。塩辛さしかなく、肉の味が分かりません。問題はこれでも「オリンピック会場内で最もマシ」と噂されていたということです。

近くの方が食べていたパスタに関していえばカップラーメンの8割くらいの容量しかない小さなものでした。

オリンピック会場には数多くの人々が来るため、その国の特徴をいくらか出しながらも、調理の簡易性が優先しなければならないと思います。リオデジャネイロオリンピックについては少し残念なものでしたが、東京オリンピックでどのようなものを出すのか考えると少し頭を悩ませてしまいました。

というのも、会場にいただけでオリンピック会場の食事で必要な(または望ましい)要素は以下のようなものです。

  • 調理簡易性
  • その国の食文化
  • 熱を通している

東京オリンピックでは、外国人から「寿司」などを求められるかもしれませんが、真夏の状況で食中毒の恐れのある生魚の提供は難しいでしょう。外国人に理解してもらえるもので、こうした要素を満たしているものは何でしょうか。なんとなく縁日の出店をイメージしてしまいます。

会場には多くの芸能人・アスリートの姿

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さて、色々と思うところはあるものの、今回の試合は日本人選手の活躍が期待されていたことから、会場には多くの日本人応援団、また日本の有名人がいました。

僕自身がみかけた方々だけでも以下のとおりです。

クリームシチュー上田晋也さん、アニマル浜口さん

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テレビ番組の中継で来ていたようです。

数人の日本人が写真撮影をお願いしたところ心地よく引き受けてくださっていました。

上田さんはテレビとほとんど変わらない険しい顔でした。。。

江頭2:50さん

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偶然にも4つ隣の席にいらっしゃった江頭2:50!

聞く所によると今までの吉田選手の試合には必ず応援に来ているらしく、全力で応援している姿が印象的でした。江頭さんの登場で会場が大混乱していましたが、丁寧なギャグで皆さんに対応していて、改めてファンになりました。

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帰り際までサービス精神旺盛で頭が下がります。

松岡修造さん

写真撮影をした際はあの熱血感を全く感じさせないクールな印象でした。プライベートですからね。

しかしながら試合になると前に乗り出して本気の目で応援をしていらっしゃいました。

寺川綾さん

競泳元日本代表の寺川綾さんもいらっしゃっていました。吉田選手が負けた後、目に涙を浮かべていたため、少し話かけられる状況ではありませんでした。同じオリンピック経験者として感じいるところが多分にあったのでしょう。

我武者羅應援團さん

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我武者羅應援團。あまり聞き慣れない方々だと思いますが、あのパズドラのCMに出ていたと聞けば多くの方が思い出すのではないでしょうか。

プロの応援団として活動されているらしく、会場内で一番目立っていたかもしれません。とてもフレンドリーな皆さんで僕も一緒に全力で応援させて頂きました。

やっぱり皆が一緒になれるオリンピック。東京オリンピックも是非行きたい

川井選手優勝ラン

川井選手優勝ラン

少し批評めいた内容になってしまいましたが、本当に楽しいオリンピックでした。みんなで一緒に応援をして、また他国の人々も一緒に混ざって、時にはどちらが大きな声を出せるのかといった戦いもありつつ、みんなが一緒に夢中になれるスポーツの素晴らしさを強く体感しました。

僕の隣には北京オリンピックの銅メダリストであるウズベキスタン人の元選手もいらっしゃってウズベキスタンの応援に巻き込まれたり、他の国でも選手が出場するときには日本人も一緒になって全力で応援する機会が多くありました。

東京オリンピックはまだこれからですが、その時にはまた試合を観戦して、様々な方と一緒に大きな思いを一つにできることを楽しみにしています。

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