日本からブラジルへの荷物の郵送方法と関税に関わる噂の検証 | Brasil Tips(ブラジルチップス)

日本からブラジルへの荷物の郵送方法と関税に関わる噂の検証

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海外に住んでいると日本の食事や調味料が恋しくなるものです。

また、海外製品を見るに連れて、生活雑貨の類も日本は品質が高く値段も安いことを実感することも多いでしょう。

現地のスーパーでも購入できる商品も少なくない中でも、やはり日本から在住国に生活に必要な物資を送る話はよく聞きます。

ここブラジルでも状況は同じでして、日本から様々なものを送る方は後を絶ちません。郵送方法や料金、そして関税に至るまで、ブラジルへの郵送に関する情報をまとめてみました。

▼ブラジルから日本への郵送方法については以下の記事をご覧ください。

海外を渡り歩く旅人のみなさん、長期滞在中のみなさん。 色々と買い込んだ土産や日本に先に送っておきたい荷物などはありませんか。 ちょっと面...
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日本からブラジルへの郵送方法

多くのブログで海外への発送手段について書かれているものの、きちんと説明されているものは多くありません。様々な会社が提供する輸送方法について特徴別に整理します。

なお、ビジネス向けに最短3日で届くサービスもありますが、今回は少しでも安く送ることを想定して郵便に限って記述します。

※料金目安は1kgの荷物を東京から送った場合の目安。

  概要 日数/料金
(ブラジル)

EMS(国際スピード郵便)

EMSは国際版速達書留で、損害保障付の郵送が可能。郵便局が提供するものでは最速だが、値段も相応に高額になる。また荷物の追跡も可能

4日/
4,100円

国際eパケット

(国際書留付き航空小形包装物)

こちらも書留が付いているが、EMSに比べると日数がかかる。また2kgまでの荷物にのみ利用可能。通販などの利用に便利。

9日/
2,575円

航空便

小形包装物(~2kg)と国際小包(~30kg)に大別。2kgまでであれば国際eパケットとさほど料金も変わらず、配送日数も同程度。

9日/
小形包装物2,450円

エコノミー航空(SAL)便 小形包装物(~2kg)と国際小包(~30kg)に大別。必要であれば書留などのオプションを付けることも可能。大荷物で無ければ一般的にはSAL便を利用する方が多い。 3週間前後/
小形包装物
1,280円
船便 小形包装物(~2kg)と国際小包(~30kg)に大別。必要であれば書留などのオプションを付けることも可能。大量の荷物で急がないものであれば費用を最も安く抑えることができる。 3ヵ月前後/
小形包装物
770円

とにかく早くブラジルに届けたいという方はEMS便になります。保障付で追跡もできるため安心感が高い一方で、1kgの荷物を東京から送ると4,100円とそれなりにコストがかかります。

通常の航空便では約9日程度かかりますが、料金はEMSの半額。

さらに日数が倍以上かかるSAL便であればさらに半額程度まで料金は下がります。通常の荷物を送付する場合はSAL便が最も利便性が高く、料金も無理がないように思われます。

またとにかく大量に送るので少しでも安くという方は船便になりますが、3ヶ月程度かかることから、精神的にも覚悟が必要です。

なお、実際の料金検索は郵便局の公式サイトで調べることができます。

郵便局 料金・日数を調べる(国際郵便)

関税を回避、または安くする方法はあるのか

多くの方が気になるのが関税の問題だと思います。ご承知の通りブラジルは関税大国でして、一部の輸入品の値段がアホみたいに高いことの一因にもなっています。

今年のリオオリンピックで何かと話題になったのが「ブラジルで歩きスマホは危ない」ということ。 特にiPhoneは現地の人にとって高級品だから...

ネット上には様々な節約術がアップされておりますが、それぞれについて検証してみたいと思います。

参考 Sending gifts to Brazil by postal service

原則:すべての輸入品は60%の関税がかかる

まず大前提として、ブラジルのルールでは全ての輸入品(非商業品含む)は一律60%の関税がかけられます。これは郵送時に記載する郵送品の評価額に基いて、その6割の関税がかけられるという意味です。

また関税は受取をする人が支払うことになります。税関で計算され、関税の支払いが必要な場合にはその旨が受取予定者に通知され、この費用を支払うことで商品の受取が可能になるという仕組みです。

5,000円のものを送れば3,000円も税金も取られるわけで、正直なところ「ふざけるな!」と叫びたいところですが、どこの国も役所というのは融通が効かないものです。

さて、しかしながら皆さんこの関税を避けようと色々と試していまして、その噂される内容をご紹介すると共にそれが本当であるのか考えたいと思います。

以下は全て自己責任の下に行って下さい。不当な課税回避は犯罪として認知される可能性もゼロではありません。無茶はしないようにしましょう。

仮説1:GIFT(贈答品)にすれば関税はかからない

基本的には誤りです。

ギフトであろうと、商業品であろうとかかるものかかるわけで、きっちり60%の関税を受ける事になります。

それでも「GIFTで送ったら税金がかからなかった」という声はあります。この理由として考えられることは、税関はすべての荷物をチェックしているわけではないということです。毎日大量のダンボールが届くのに全部確認することは不可能です。

ではどうしているかというと簡単でランダムに(または故意に)荷物を選択してその荷物だけを調べて課税対象かどうか確認しています。

ギフトで送ったら課税されなかっというのは単純にこのサンプル検査に偶然引っかからなかった可能性が高いわけです。

仮説2:評価額を落とせば節税につながる

郵送書類に記載の評価額の60%であれば、申告評価額を低くすれば節税できるじゃないかと思われる方もいらっしゃると思います。

当然この方法は虚偽記載に当たるわけで厳密には違法行為に当たると思いますが、実際にはこの方法を行っている方も多いと思います。

この仮説については「そういう場合もある」程度でしょう。

例えばiPodなどの家電品の場合、その製品の市場価格は明確であり、あまりに低い評価額を記載してもすぐにそれが嘘であるとバレます。税関の担当者がどのように捉えるかという要素が強く、検査されれば不当な評価はすぐに修正されるでしょう。

また意外と注意が必要なのが中古品です。中古だから値段を思いっきり落としても問題ないだろうと考えがちですが、日本の中古品はとても綺麗であることからその評価額が受け入れられない可能性が高いです。

また税関が評価額を再算出する場合には、ブラジル国内の市場価格となるため、日本で想定される金額よりもずっと高くなる可能性もあります。そのためダンボールに入れる荷物にはそれなりに注意が必要です。

仮説3:SAL便だと関税がかかりにくい

これは検証が難しいのですが、周りで聞こえる声としては確度が高い情報のように思います。

日本人のみならず現地のブラジル人も同様のことを教えてくれたりします。EMS便の方が高価の商品が入っていたり、またはビジネス用のものが多いのかは不明ですが、SAL便はそうしたものに比べると課税されることが少ないようです。

飽くまで確率的な要素も強いため、もし課税されてしまった場合は素直に応じましょう。

仮説4:書籍や薬品は関税はかからない

これは本当です。

書籍は課税対象から控除されています。商業用にあまりに大量に送るとどうなるかは分かりませんが、日本から雑誌や本を送って欲しいという場合には関税の心配は必要ないと思います。

また薬品についても特定のものは非課税のようです。詳しくは所轄省庁への確認が必要だと思いますが、日本から風邪薬を送ってもらったりする場合も心配しなくても良いかもしれません。

ブラジルに郵送する際に注意すること

このようにブラジルへ荷物を送るというのはドキドキすることが多いわけですが、その他にも注意しておく必要があることがいくつかあります。

ブラジルに送っても没収される禁制品がある

ほとんど問題ありませんが、税関で見つかると有無を言わさずに没収される禁制品があります。

お酒や電子タバコなんてものも禁制品に含まれています。常識の範囲内で問題ありませんが、念のため確認しておきましょう。

郵便局 禁制品一覧(ブラジル) 

荷物が紛失することは決して珍しくない

悪意があるのかは別としても、郵送品が途中で消えるということは珍しくありません。

対応策としては高価な商品を送る場合には保険を付けることくらいですが、絶対に紛失したくないものはケチらずにEMSなどで送るのが良いと思います。

いつまで経っても届かないという現象は結構耳にするものです。

クリスマスやカーニバルなど季節変動に注意

本当にこれが原因かは不明ですが、クリスマスなど輸送量が多くなる時期に荷物を送ると配送日数の目安から大きく遅れることがあります。

上記で示した内容も目安でしかなく、実際にはもっと遅れることも多くあります。またブラジルの内地だとこの傾向はさらに高まります。

余裕を持って配送する、シーズン到来前にさっさと送ってしまうといったことを頭の隅にでも置いておくといいかもしれません。

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