ブラジルとキスのただならぬ関係を知ることができる3つのエピソード

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以前ベロオリゾンテという街に住むイギリス人の友人を尋ねた時のこと。

緑生い茂る歩道沿いのバーで昼から友人と飲んでいると、彼が「ほら見てみろよ」と指を指す方向にキスをしているカップル。いわく「かれこれ30分以上キスしてるぞ」とのこと。

ブラジル人が路上で熱いキスを交わしていることは日常茶飯事で、電車の中であろうとレストランであろうととにかくいちゃついています。

2人でやっぱりブラジル人はキス長いなと笑いながら飲み続けていました。かれこれ2時間。そろそろ店を出ようかとふと路上に目を向けるとまだキスを続けています。これ本当の話です。それどころかまだ体をくねらせながら全力でキスをし続けている。

ブラジルは初対面の女性と男性でも耳元でチュッとするのが女性の挨拶でして、キスに対する親和性は日本よりずっと高い国ではありながらも、この2時間以上にわたる熱烈なキスの連続には流石に驚きました。

さて、そんなブラジル人とキスの深いつながりを知ることの出来るエピソードをいくつか見つけたのでまとめてご紹介します。

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同時に10,000組以上のカップルがキスをするギネス記録を達成している

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10,000人以上ではありません。10,000組以上、実際は13,577組のブラジル人達が一同に会し、同時にキスを行うというギネス記録を2014年5に達成しています。

13,577組だから人数にすると倍の27,154人の人々が一箇所に集まって、同時にキスを行うというかなりクレイジーなイベントです。数える方もかなり大変ですね。。。

この記録が達成されたのはサンパウロ市内にあるParque Anhembi Sambadromo(アンニェビ公園)で行われたコンサート会場で、メインイベントの一つブラジル人歌手Ivete Sangaro(イヴェッチ・サンガロ)が歌った後に記録挑戦が実施されたそうです。

流石にキスをするだけのために会場に集まらないにしても、コンサート会場でキスをするとなればためらいなく25,000人以上が動くブラジル人すごいです。

参考 ギネスレコード公式HP

ブラジル最大のテレビ局で男性同士によるキスシーンを流して物議を醸したことがある

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ブラジルは元々はカトリック色の強いキリスト教の国。開放的な南国の国のイメージの一方で、実は保守的な人々も多くいます。

そんなブラジルで2014年に男性同士のキスシーンがテレビのゴールデン帯で放送され、お茶の間の話題をかっさらったことがあります。

キスシーンの舞台となったのは、ブラジル最大の放送局Globoの「アモール・ア・ヴィーダ」という夜9時から流れていたドラマ。主要人物の一人が恋仲の男性と熱い抱擁とキスをしたのです。それも最終回というからインパクトは大きかったようです。

その上、このドラマは最終回の方は50%近い視聴率を誇っていたようでして、色々な人々が見ているわけです。その上でも放送に踏み切ったグローボはすごいです。

ちなみにブラジルではまだ同性愛者に対する偏見・差別による犯罪も少なからずあり、そうした状況の改善にいくらかの影響があったといいですね。

ブラジル人の学者が発見したKissing Bug(キスする虫)という恐ろしい虫がいる

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南米特有の感染症の一つにシャーガス病というものがあります。

これはサシガメという昆虫が引き起こす感染症で、このサシガメの俗称がKissing Bug(キスする虫)なのです。1909年にブラジル人免疫学者Carlos Chagasによって発見されました。

ロマンチックな名前とは裏腹にサシガメは土壁などに生息し、住人の皮膚から血を吸います。これがKissing Bagの由来なわけですが、問題は吸血前後に行うフンでして、この中にある原虫が吸血した傷口から侵入するというわけです。

さらに恐ろしいことにこのシャーガス病は潜伏期間が数十年に及ぶこともあるらしく、忘れたころに内臓の膨張や心疾患にさいなまれるというものです。

都市部ではあまり心配はなさそうですが、田舎などへ行った際には注意が必要かもしれませんんね。

参照 Science for Brazil

おまけ - キスによる医学的効用を示してイグノーベル賞に輝いた日本人がいる

2015年のイグノーベル賞に輝いた日本人医師による研究は「キスとアレルギー」がテーマでした。

実際に数十人のアレルギー患者に30分間んもキスをしてもらい、その前後のアレルギーに対する反応を観察したところ、キス後には大幅にアレルギー反応が抑制されていたとのこと。

ブラジル人のキス大好き文化に一定の合理性が認められたかもしれません。

参照 日経新聞

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